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群像 2024年12月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 2024年12月号
中篇一挙
 
二十四五 
叔母の死から五年。弟の結婚式のため仙台に来た私は、叔母と回るはずだった場所を一人で訪れる。ーーそれってさ、楽しいの、悲しいの? 弟の言葉に私は黙る。
乗代雄介 P5
『ショットとは何か 歴史編』刊行記念特別対談
 
「見る」ことと「見逃す」こと」濱口竜介×蓮實重彦 
「見た」などとたやすく言うな」。映画との「永遠の距離」。「見る」ことが崩壊する経験をめぐって。「蓮實重彦神話」を解体するような、新鮮で刺激的な対談。
  P60
新連載
 
音と言葉のデジタリティ 
バッハ以降、文学同様に音楽もまた「書かれる」ものになった。音楽、文学、哲学を縦横無尽に駆け巡りながら描き出す、「書く」ことの本性。
大谷能生 P88
創作
 
スノードームの捨てかた 
わたしたちは今年で、三十歳になる。休日出勤をしていた日曜日の夕方、怜香からグループLINEで〈婚約白紙になりました〉と来て、わたしは思わず小さく声を出した。〈今夜うち来ますか〉ーー゜
くどうれいん P111
インタビュー
 
短歌の詠み/読みの補助線を引く  木下龍也 
「なぜ心が揺れたのか」。歌の豊かさを言語化し、つくり手と読み手の入り口を拡げる。『群像短歌部』を単行本化する『すごい短歌部』に込めた著者の思い。
聞き手羽佐田瑶子 P102
小特集・古典の愉しみ
 対談
いとうせいこう×古川日出男   バトンを勝手に拾う 古典と相生する文学 
『能十番』ほかで能を現代語訳したいとうせいこうと、「宇津保物語」と「源氏物語」をマッシュアップして新作『超空洞物語』を生み出した古川日出男。ジャンルを超えて活躍する二人が、古典という水源から現代へつなぐ創作の秘密。
  P130
 本の名刺
超うつほ創作秘話 
古川日出男 P143
 本の名刺
「うた」の世界を生き、「うた」の視点で見る 
安田登 P147
 創作
らせん創作・夢幻能〈サフラン天女〉 ウェイリーの「謎の箱(マジックボックス)」から 
「源氏物語」を英語全訳したアーサー・ウェイリーは、日本の能の優れた紹介者でもあった。もし彼による能の創作が残されていたならーー?
毬矢まりえ 森山恵P152
 連載特別版
世界の曖昧さや複雑さをそのままに描く 
空監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』を通じて、日系のバックグラウンドを持つ二人が、アート制作とアクティビズム、政治、AIの関係について対話する。
空音央 竹田ダニエルP158
書評
 
生成と不意打ち 
ショットとはいままさに生成する事件であり、それに立ち会った者は「これこそ映画だ」と呟くことしかできないーフライシャーの気鋭研究者による『ショットとは何か 歴史編』書評。
早川由真 P79
エッセイ
 
田中美津とミノンマ婆 
鍼を打ち、灸を据える。そうすることで彼女たちの体に働きかけ、心の中で対話する。女性学・ジェンダー研究の仕事を経て、鍼灸師になった著者が見る世界とは。
石島亜由美 P168
最終回
 
星になっても 
第16回 月に一度、死んだ父のことを書く。そうやって綴っていくうちに自身に起きた心境の変化は、私の、あるいは、私の哲学の核心に触れるものだった。
岩内章太郎 P176
 
「宗教の本質」とは? 
第12回 問いを受け取り、考え、また問いを投げ返す。相手からの返事を待つ時間を味わいながら、対話を重ねた一年間。最後の書簡は、死者について。
釈徹宗 若松英輔P182
 
言葉と物 
第11回 「言うべきこと」の過密状態を解くパスワードとしての批評というエクリチュール。二次的でありかつジャンルレスな批評の自由を探究する連載が完結。
福尾匠 P188
随筆
 
結婚式と葬式の間 
イリナ・グリゴレ P86
 
駐車場にて 
雑賀恵子 P128
 
くーちゃんから全人類へ 
鈴木俊貴 P200
 
名前のない坂 
スズキナオ P174
 
すばらしいスモール・ワールド 
鈴木結生 P234
 
たった一回きりの電話 
月永理絵 P310
 
すももは灯す 
中村森 P328
 
死後の話 
丹羽泉 P360
 
古本、痕跡、アーレント 
林大地 P396
 
大家さんのミーム 
福井尚子 P440
 
松岡正剛さんとの「交際」 
米澤泉 P460
連載
 
私的応答 
第 2回
井戸川射子 P202
 
Wet Affairs Leaking 
第12回
阿部和重 P209
 
口訳 太平記 ラブ&ピース 外道ジョンレノンを根絶せよ 
第 9回
町田康 P218
 
鉄の胡蝶は夢に歳月は記憶は彫るか 
第76回
保坂和志 P236
 
ロッコク・キッチン 浜通りでメシを食う 
第 2回
川内有緒 P262
 
わたしたちの世界の数理 
第 4回
全卓樹 P282
 
リアルなインターネット 
第 3回
竹田ダニエル P288
 
夫婦はどこへ? 
第 3回
三宅香帆 P296
 
小説を探しにいく 
第 6回
小川哲 P305
 
習い事だけしていたい 
第 6回
酒井順子 P312
 
ストーリーワイズ 
第 6回
立川小春志 P317
 
西高東低マンション 
第 7回
武塙麻衣子 P322
 
父たちのこと 
第 5回
阿部公彦 P330
 
不浄流しの少し前 
第 9回
鈴木涼美 P342
 
第ゼロ次世界大戦 
第10回
鹿島茂 P346
 
誰もわかってくれない――なぜ書くのか 
第10回
武田砂鉄 P364
 
デビュー前の日記たち 
第10回
宮内悠介 P368
 
天皇機関説タイフーン 
第11回
平山周吉 P380
 
日吉アカデミア一九七六 
第12回
原武史 P398
 
ゲは言語学のゲ 
第17回
吉岡乾 P414
 
海をこえて 
第15回
松村圭一郎 P422
 
群像短歌部 
第16回
木下龍也 P429
 
文化の脱走兵 
第25回
奈倉有里 P442
 
現代短歌ノート二冊目 
第50回
穂村弘 P452
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第52回
くどうれいん P456
 
星占い的思考 
第57回
石井ゆかり P448
 
〈世界史〉の哲学 
第161回
大澤真幸 P462
書評
 
『ナチュラルボーンチキン』金原ひとみ 
石田夏穂 P480
 
『世界中の翻訳者に愛される場所』松永美穂 
江南亜美子 P482
 
『富士山』平野啓一郎 
尾崎真理子 P484
 
『大転生時代』島田雅彦 
加藤夢三 P486
 
『虚子のリズム』奥泉光 
原武史 P488
 
『問いが世界をつくりだすメルロ=ポンティ 曖昧な世界の存在論』田村正資 
向井和美 P490
 
『スメラミシング』小川哲 
渡辺祐真 P492
 
第68回群像新人文学賞応募規定 
   
 
執筆者一覧 
  P498

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