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群像 2024年9月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 2024年9月号
創作
 
島の成り立ち 
自分の上は無であってほしい。自分とは、もうあったからあるのだ、あるだけで成り立っているのだと島は考える。
井戸川射子 P5
 
夜のこども 
間違えないでね。でもきっと、わたしがやってきた道と同じところを通るんだろうね。今のうちに、あなたに教えておこうと思う。
小野絵里華 P152
 
痼り 
アメリカの田舎町をようやく抜け出し東京での生活に慣れてきた頃、エドワードは左肩の後ろに肉の盛り上がりを発見した。
グレゴリー・ケズナジャット P165
 
水くぐりの夜 
死者に一度だけ会える夜が訪れる。クロスを亡くしたチヤカは、水を湛えた谷底で、死者としてのあの人の名前を呼ぶ。
牧田真有子 P180
芥川賞受賞記念
 
松永K三蔵への15の問い 
本誌掲載『バリ山行』が、第171回芥川龍之介賞を受賞。著者の全貌に迫るロングメールインタビュー。
  P15
新連載
 
わたしたちの世界の数理 
「科学夜話」で話題の物理学者が、人間社会の隠れた本質を明らかにする。カギを握るのは一つの数式。
全卓樹 P22
 
リアルなインターネット 
風景に溶け込み当たり前になった「インターネット」から、私たちの価値観は認識以上に大きな影響を受けている。当事者としてアメリカのZ世代を考察してきた若者が見つめる境界線。
竹田ダニエル P30
 
夫婦はどこへ? 
現代のフィクションが多く抱える「夫婦の不在」古今東西のテクストを逍遥し、そのかたちを探す旅が始まる。
三宅香帆 P35
特集・日/戦争/常
 新連載
せんそうって         永井玲衣×八木咲 
わたしたちはせんそうを知らない、けれど知っている。表現を通して対話する、哲学研究者と写真家のコラボレーション。
永井玲衣 八木咲P48
 ノンフィクション
茶碗と骨 
ここは確かに戦場であって、それでもなお、そこに生きていた人たちがいた。沖縄で戦争を体験した人々に話を聞き、戦跡を訪ねる旅で私に迫ってきたもの。
石井美保 P61
 ノンフィクション
「国境なき医師団」をそれでも見に行く 戦争とバングラデシュ編 
「戦争ではない」ふりをしながら日常の至る所に張り巡らされた「戦争の触手」。俺はその気持ち悪さを感じつつ、ミャンマーから逃れた少数民族ロヒンギャの難民キャンプを訪れた。そこにあるのは、世界最大の“被差別集落”と言っていい世界だった。
いとうせいこう P68
 ノンフィクション
「同郷二人」の「沖縄決戦」――八原博通と岡本喜八における「事実」と「戦後」 
苛烈な戦場で作戦を指導した参謀と、戦後にそれを描いた「戦中派」の映画監督。同じ米子出身の二人の記憶と信念、感慨の交錯。
前田啓介 P84
 論考
平和記念資料館は“カメラ”である――広島を貫く光軸と祈りの方角 
原爆ドームと相対する広島平和記念資料館。丹下健三の設計は、私たちの目を「惨禍」の記憶に向けさせる。
大山顕 P94
 エッセイ
透明化される現在を前にして 
ガザの空爆や占領のニュースが届くことはなく、その現実は私たちの日常から隠されてきた、いま、ドイツで。イスラエルのガザ侵攻はどのように見えているのか。
石沢麻依 P103
 エッセイ
「私の命は大事だけど、あなたの命は死の近くにある」 
命に軽重をつけ、不都合な存在は「いないことにしてもいい」という思想の源は何か。どこに行き着くのか。「見ないこと」への問いを突きつける。
酒井啓子 P111
 特別対談
島田雅彦×奈倉有里  エッセイのたくらみ、詩という祈り  
詩を介してつながる仲間を求めて紡いだ言葉は、厳しい時代を生き延びるための祈りとなって世界に拡がる。ロシアの文化と歴史から考える、書くことで伝わるもの。『文化の脱走兵』刊行記念対談。
  P122
 特別対談
保坂和志×山本浩貴   小説が生き延びるために 
『新たな距離 言語表現を酷使する(ための)レイアウト』という初単著が話題の山本氏と保坂氏が、大江健三郎や小島信夫の小説をめぐって、言語表現の可能性を探る。生きることと表現することを切り結ぶことはできるのかーー異なる世代による徹底した議論。
  P133
 批評
こころをからだで読む 
小説の神髄とは内面描写にある。体に痛みを抱え、体のことをつねに意識する筆者はどのようにこれをとらえたか。夏目漱石『こころ』をてがかりに小説における身体性と、そのアクチュアリティについて考える。
頭木弘樹 P193
 不定期エッセイ
いま、球場にいます④ 
移籍組の活躍に沸いた交流戦に、毎日のように入ってくる大谷選手のホームランの報せ。だけど夏と言えば、甲子園に都市対抗野球大会だ、夏はプロアマ問わず、野球が熱い。
高山羽根子 P212
 レビュー
わたしたちは愛とロマンから逃げ切れるか? 『ブレインウォッシュ』 
鳥飼茜 P206
本の名刺
 
本の名刺 
上田岳弘
  P218
 
本の名刺 
羽田圭介
  P218
随筆
 
懐かしい景色 
石澤遥 P120
 
デッサンコンクール 
川上幸之介 P150
 
王女様の家出 
草野なつか P190
 
陳列棚の物語 
甲田直美 P224
 
一人で書くこと、二人で書くこと 
宋恵媛 P254
 
搔き集める人――山縣良和 
宮本武典 P288
 
祝服――ごみ と しゅうしゅう―― 
山縣良和 P286
 
300日 
ヤーレンズ・出井隼之介 P326
最終回
 
ハザマの思考 
二元論にある落とし穴を超えて、僕たちは生きていかなければならないそこには行為があり、表現があり、映像や言葉を紡ぐ喜びがあるから。ハザマを思考する最終章
丸山俊一 P226
連載
 
Wet Affairs Leaking 
第 9回
阿部和重 P238
 
第 9回
松浦寿輝 P246
 
鉄の胡蝶は記憶に夢に歳月は彫るか 
第73回
保坂和志 P256
 
計画する先祖たちの神話 
第 2回
長﨑健吾 P290
 
小説を探しにいく 
第 3回
小川哲 P302
 
習い事だけしていたい 
第 3回
酒井順子 P306
 
ストーリーワイズ 
第 3回
立川小春志 P310
 
西高東低マンション 
第 4回
武塙麻衣子 P316
 
不浄流しの少し前 
第 6回
鈴木涼美 P322
 
第ゼロ次世界大戦 
第 7回
鹿島茂 P328
 
誰もわかってくれない――なぜ書くのか 
第 7回
武田砂鉄 P344
 
デビュー前の日記たち 
第 7回
宮内悠介 P348
 
天皇機関説タイフーン 
第 8回
平山周吉 P358
 
日吉アカデミア一九七六 
第 9回
原武史 P373
 
「宗教の本質」とは? 
第 9回
釈徹宗 若松英輔P388
 
セキュリティの共和国ーー戦略文化とアメリカ文学 
第12回
新田啓子 P392
 
星になっても 
第13回
岩内章太郎 P404
 
ゲは言語学のゲ 
第14回
吉岡乾 P412
 
言葉と物 
第10回
福尾匠 P430
 
海をこえて 
第12回
松村圭一郎 P422
 
群像短歌部 
第14回
木下龍也 P443
 
文化の脱走兵 
第22回
奈倉有里 P453
 
現代短歌ノート二冊目 
第47回
穂村弘 P461
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第49回
くどうれいん P464
 
星占い的思考 
第54回
石井ゆかり P458
 
〈世界史〉の哲学 
第158回
大澤真幸 P469
 
文一の本棚 
第14回
山家望 P494
書評
 
『地図とその分身たち』東辻賢治郎 
乗代雄介 P498
 
『娘が母を殺すには?』三宅香帆 
宮田愛萌 P500
 
『あらゆることは今起こる』柴崎友香 
宮地尚子 P502
 
『翔ぶ女たち』小川公代 
渡邊英理 P504
 
第68回群像新人文学賞応募規定 
   
 
執筆者一覧 
  P514

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