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群像 2023年12月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 2023年12月号
連作
 
耳たぶに触れる 
〝早泣き競争〟で男が涙を流す瞬間、僕はシャッターを押した。彼は何を思い浮かべて泣いたのだろう。VRアニメーション『耳に棲むもの』から生まれた物語。
小川洋子 P6
中篇一挙掲載
 
春の苺 
父が亡くなって五年が経ち、埼玉の実家をたびたび訪れては、あてどなくそこへ滞在するということが増えていた。亡き父の痕跡と日々の負い目を感じ、なにかを言いそびれたまま過ぎる生活と家族の記憶を描く。
青木淳悟 P17
 
猿の戴冠式 
ある事件以降、引きこもっていた競歩選手のしふみは、テレビの中に「おねえちゃん」を見つけ動植物園へ向かう。わたしたちには、わたしたちだけに通じる〝おまじない〟があった。群像新人文学賞受賞第一作。
小砂川チト P62
 
コレクターズ・ハイ 
なにゅなにゅオタクの私、クレーンゲームオタクの森本さん、髪オタク美容師の品田。その愛は一方通行だったはずなのに、気がつけば歪んだトライアングルから抜け出せなくなっていて--。執着の暴走に恐怖する、衝撃の群像新人文学賞受賞第一作。
村雲菜月 P130
『マルクス解体 プロメテウスの夢とその先』刊行記念
 
資本主義の先にあるもの 斎藤幸平 
人新世から未来へ向かうための新たなグランドセオリーとは。英国で出版された自著の日本語版をめぐるロングインタビュー。
聞き手・構成斎藤哲也 P186
『「誰でもよいあなた」へーー投壜通信』刊行記念
 書評
小説にとっての庭、そして「誰でもよいあなた」 
町屋良平 P200
 
本の名刺 
伊藤潤一郎 P203
New Manual
 
ワンピース旅をする 
戦争があり復興があって、街にはじめて開店した洋装店でそのワンピースは作られた。やがてふたたび戦争が起こり、新しい世界が訪れて……。一枚の洋服がたどる地球の未来。
山内マリコ P206
秋のエッセイフェス
 
恋愛アニメの雪月花 
石田光規 P216
 
星座が街に溶け込めば 
久保勇貴 P218
 
断ち切られた悲しみ 
﨑川修 P220
 
「#国は安楽死を認めてください」について、どう考えるべきか 
末木新 P222
 
スナック涼のこと 
武塙麻衣子 P224
 
「おいしい」のリハビリ 
寺本愛 P227
 
海を眺める 
頭山ゆう紀 P229
 
研究の愉しみ 
徳田功 P232
 
ふたつか、ひとつか 
ひらいめぐみ P234
 
「教養としての」とは何なのか 
牧野智和 P236
 
仏前のフェミニズム 
ユリ・アボ P238
続々完結・最終回
 
翔ぶ女たち第4回「ザ・グレート・ウォー」——女たちの語りに耳をすます 
「傷」を抱える脆弱な人間は、いかにして戦争に傾く父権的な社会から「個」を奪われずに生きのびられるか。フェミニストとして生きる葛藤を抱えながら、世界に羽ばたく「彼女たち」を愛と祝福で包みこむ。
小川公代 P244
 
磯崎新(シン・イソザキ)論  第24回  
作者にも解答できない謎が存在する。仕事が多岐多彩にわたる「磯崎新」という謎に迫る本格評論がついに完結。
田中純 P267
 
こんな日もある 競馬徒然草 第34回 
天気が毎日変わるように、勝つ日もあれば負ける日もある。競馬も人生も、続いていく。
古井由吉 P284
本の名刺
 
本の名刺 
長嶋有 P240
連載
 
口訳 太平記 ラブ&ピース 外道ジョンレノンを根絶せよ 
第 3回
町田康 P288
 
無形 
第 6回
井戸川射子 P304
 
多頭獣の話 
第15回
上田岳弘 P313
 
鉄の胡蝶は歳月は夢に記憶に彫るか 
第64回
保坂和志 P330
 
二月のつぎに七月が 
第52回
堀江敏幸 P358
 
ハザマの思考 
第 3回
丸山俊一 P369
 
セキュリティの共和国ーー戦略文化とアメリカ文学 
第 4回
新田啓子 P378
 
星になっても 
第 4回
岩内章太郎 P389
 
ゲは言語学のゲ 
第 5回
吉岡乾 P396
 
養生する言葉 
第 6回
岩川ありさ P404
 
メタバース現象考 ここではないどこかへ 
第 6回
戸谷洋志 P414
 
海をこえて 
第 5回
松村圭一郎 P424
 
群像短歌部 
第 6回
木下龍也 P433
 
チャンドラー講義 
第 7回
諏訪部浩一 P442
 
星沙たち、 
第 7回
青葉市子 P454
 
野良の暦 
第14回
鎌田裕樹 P458
 
文化の脱走兵 
第14回
奈倉有里 P462
 
庭の話 
第17回
宇野常寛 P468
 
世界の適切な保存 
第20回
永井玲衣 P485
 
なめらかな人 
第21回
百瀬文 P491
 
言葉の展望台 
第29回
三木那由他 P503
 
世界と私のA to Z 
第22回
竹田ダニエル P496
 
現代短歌ノート二冊目 
第38回
穂村弘 P517
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第40回
くどうれいん P510
 
星占い的思考 
第45回
石井ゆかり P514
 
〈世界史〉の哲学 
第152回
大澤真幸 P520
 
文芸文庫の風景 
第36回
川勝徳重  
 
文一の本棚 
第 6回
年森瑛 P536
書評
 
田中慎弥『流れる島と海の怪物』 
小池水音 P538
 
長嶋有『トゥデイズ』 
小林エリカ P540
 
小川公代『世界文学をケアで読み解く』 
高柳聡子 P542
 
第68回群像新人文学賞応募規定 
   
 
執筆者一覧 
  P546

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