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群像 2023年 6月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 2023年 6月号
第66回群像新人文学賞発表
 新人賞発表
第66回群像新人文学賞発表 
   
 当選作
もぬけの考察 
四0八号室の入れ替わる住人たち。不穏で不気味なマンションの一室、コロナ禍の閉塞感ーー。観察された日常のひずみを描く、インスタレーション的実験作。
村雲菜月 P6
 当選作
ジューンドロップ 
六月。鈍い空。電車を降り駅前の人混みからガード下を抜けて過ぎるそのとき、いつものあれが目の中に弾けた。
夢野寧子 P45
 
受賞の言葉 
  P112
 
選評 
柴崎友香/島田雅彦/古川日出男/町田康/松浦理英子
  P112
特集・村田沙耶香の20年
 創作
整頓 
前篇  窓の外に暴力見つけた。みんな、少しだけこの街の暴力に慣れている。
村田沙耶香 P126
 ロングインタビュー
小説を裏切らず、変わらずに書き続ける 
群像新人文学賞でデビューしてから二十年。発表してきた作品を振り返ることで見えてくる、小説作法。
村田沙耶香 聞き手=岩川ありさP143
 批評
内側から穴をうがつーー村田沙耶香論 
社会通念や常識への疑義を描き続けてきた村田沙耶香は、いかにして世界的な作家になったのか。
江南亜美子 P163
 解題
村田沙耶香 全単行本解題 
宮澤隆義 P173
新連載
 
群像短歌部 
あなたの短歌に胸を撃ち抜かれる準備はできています。いい短歌を読み、いい短歌を詠むための場所、ここに発足。
木下龍也 P180
 
チャンドラー講義 
「ただの探偵小説」なのか、それとも「文学」なのか。私立探偵フィリップ・マーロウを生んだチャンドラーの実像に迫る。
諏訪部浩一 P182
創作
 
うどの貴人 
久しぶりに会った融は、松葉杖をついていた。「やさぐれた貴公子」との会話は、思わぬ方向に進んでいく。
小池昌代 P194
批評
 
翔ぶ女たち第2回 『エブエブ』と文学のエンパワメント——辻村深月と野上弥生子 
フィクションは、現実を生き抜く力を授けてくれる。保守的な社会における女たちの生きづらさを綴った翔ぶ物語が、いかにして世界を変える原動力となり得るのか。
小川公代 P214
論点
 
SNSの中で生きる「共感型メディア」の在り方 
合田文 P242
新連載書評
 
文一の本棚 保坂和志『プレーンソング』 
「文一」(=講談社文芸第一)より初出・刊行した書籍のなかから、思い入れのある一冊にまつわるさまざまを書き手がつづる新企画がスタート。
平沢逸 P270
追悼・坂本龍一
 
RYUICHI SAKAMOTO-NO BORDER 
舩橋淳 P250
追悼・富岡多恵子
 
富岡さんの釋迢空 
安藤礼二 P256
 
流れ流れていきつく先は 
伊藤比呂美 P259
 
戦後最大の女性ニヒリスト 
上野千鶴子 P262
 
ご恩わすれまへん 
町田康 P265
本の名刺
 
本の名刺 
星野太 町田康P272
レポ漫画
 
100分de名言を求めて〔6〕 
今月の「100分de名著」は、≪世界三大難書≫のひとつ、ヘーゲル『精神現象学』について。講師の斎藤幸平さんが現代的な問題とつなげて読み解きます。
増村十七 P278
最終回
 
歩山録 
第 8回 一週間の山行を終え、山を降りた男を待っていたこととは。
上出遼平 P282
 
文学のエコロジー 
第16回 文字列を目から体内に入れることで生じる感情は、どのように作用しているのか。新感覚批評の最終章。
山本貴光 P304
コラボ連載
 
SEEDS 現代新書のタネ〔15〕 
陰謀論と無知学 「本当のような噓」と「噓のような本当」のあいだで
鶴田想人 P319
連載
 
タブー・トラック 
第 4回
羽田圭介 P326
 
多頭獣の話 
第 9回
上田岳弘 P364
 
の、すべて 
第17回
古川日出男 P378
 
鉄の胡蝶は夢は記憶は歳月に彫るか 
第58回
保坂和志 P393
 
レディ・ムラサキのティーパーティー――姉妹訳 ウェイリー源氏物語 
第 7回
毬矢まりえ 森山恵P414
 
野良の暦 
第 8回
鎌田裕樹 P426
 
「くぐり抜け」の哲学 
第 9回
稲垣諭 P430
 
文化の脱走兵 
第 9回
奈倉有里 P448
 
庭の話 
第11回
宇野常寛 P456
 
世界の適切な保存 
第14回
永井玲衣 P470
 
なめらかな人 
第15回
百瀬文 P476
 
投壜通信 
第 9回
伊藤潤一郎 P484
 
磯崎新(シン・イソザキ)論 
第18回
田中純 P496
 
地図とその分身たち 
第19回
東辻賢治郎 P509
 
言葉の展望台 
第24回
三木那由他 P513
 
こんな日もある 競馬徒然草 
第28回
古井由吉 P520
 
現代短歌ノート二冊目 
第32回
穂村弘 P529
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第34回
くどうれいん P532
 
星占い的思考 
第39回
石井ゆかり P526
 
所有について 
第23回
鷲田清一 P536
 
文芸文庫の風景 
第30回
M!DOR!  
随筆
 
小説を助けてくれたいくつかの声 
安堂ホセ P122
 
心のラベルがない世界 
飯村周平 P268
 
訃報を待つ 
岩内章太郎 P324
 
あなたを忘れない 
クィア文化アーカイブの挑戦
周東美材 P362
 
猫が舌を出すとき、手のひらには雪が降る 
谷川嘉浩 P481
 
誰も教えてくれなかった 
中真生 P454
 
アーティチョークの心 
なみちえ P446
 
文学のトゲ 
松永K三蔵 P494
 
田舎から見つめる田舎 
よこのなな P524
書評
 
稲泉連『サーカスの子』 
塩田武士 P550
 
第67回群像新人文学賞応募規定 
   
 
執筆者一覧 
  P562

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