タイトル:群像 2022年 4月号 | ||||
創作 | ||||
ヨギー・イン・ザ・ボックス 文芸業界とは魔界だ。上品な先輩編集者の話も意味不明だし、引き継いだ作家もくせ者。もう異動願いを出すほかないのだろうか。 | … | 金原ひとみ | P6 | |
あきらめること 仕事終わりに盛岡駅で落ち合い、わたしと齋藤商事の佐原さんは北へ向かった。 | … | くどうれいん | P29 | |
アパートメントに口あらば 関東大震災後にできた大塚の独身女子アパートを舞台にした「彼女たち」の物語。 | … | 早助よう子 | P37 | |
愛情 私たちのママはどこにもいけない。だって私がママを閉じ込めているから。 | … | 藤野可織 | P240 | |
新連載 | ||||
なめらかな人 「わたし」の欲望や違和感は、ほかの「誰か」と分かち合うことはできるのだろうかーー注目のアーティストによる新連載エッセイ。 | … | 百瀬文 | P77 | |
震災後の世界11 | ||||
はらう ひとの話を聞いて、考えて、書こうとすること。あの日から11年。91年生まれのわたしたちは何を経てきたのだろうか。 | … | 永井玲衣 | P82 | |
小特集・松浦理英子 | ||||
インタビュー 脱愛情中心主義へと ーー松浦理英子 愛がなくても人は人を喜ばせたり助けたりすることができる。『ヒカリ文集』で描かれた新たな女性像と人間関係をめぐって。 | … | 聞き手瀧井朝世 | P96 | |
書評 ユア・ミラー | … | 沼田真佑 | P109 | |
『詩とは何か』刊行記念 | ||||
インタビュー デッドレターの先に…… 吉増剛造×郷原佳以 「純粋言語」さえからもこぼれ落ちるものをめぐってーー気鋭のフランス文学者とのスリリングな対話。 | … | 吉増剛造 郷原佳以 | P114 | |
批評 | ||||
空海〔6〕 法身とは「真言」であり、「曼荼羅」である。空海はその一点に、自分自身の仏教の差異を見出す。 | … | 安藤礼二 | P165 | |
『万延元年のフットボール』のなかの『夜明け前』〔2〕 大江健三郎の「想像力の組み替え」の「根拠地」としての、柳田、藤村、そして篤胤。大江文学地図を塗り替える、画期的論考完結篇。 | … | 尾崎真理子 | P198 | |
翻訳と「裏切り」をめぐって 翻訳(者)は裏切り(者)なのか? 歴史の暴力が交差する地点を見つめる。 | … | 藤井光 | P185 | |
論点 | ||||
なぜいまドキュラマを撮るのか? 『日の丸』と寺山修司とテレビと私 | … | 佐井大紀 | P150 | |
追悼・石原慎太郎 | ||||
「極」なる海をめざした文学者 | … | 富岡幸一郎 | P138 | |
追悼・西村賢太 | ||||
西村さんが「やばかった瞬間」 | … | 阿部公彦 | P144 | |
西村賢太さんの文章 | … | 町田康 | P147 | |
最終回 | ||||
ポエトリー・ドッグス 第15回 いぬのマスターが営むバーに来るもの、今夜かぎりかもしれない。最後にお通しで出された詩はーー。 | … | 斉藤倫 | P159 | |
コラボ連載 | ||||
SEEDS 現代新書のタネ 第 3回 謎の魔術書がひらく「知のグローバル・ヒストリー」 | … | ヒロ・ヒライ | P250 | |
連載 | ||||
の、すべて 第 4回 | … | 古川日出男 | P255 | |
太陽諸島 第 7回 | … | 多和田葉子 | P271 | |
新「古事記」an impossible story 第 8回 | … | 村田喜代子 | P287 | |
見えない道標 第10回 | … | 若松英輔 | P300 | |
はぐれんぼう 第21回 | … | 青山七恵 | P312 | |
鉄の胡蝶は夢に歳月は記憶に彫るか 第44回 | … | 保坂和志 | P324 | |
文学のエコロジー 第 2回 | … | 山本貴光 | P346 | |
投壜通信 第 2回 | … | 伊藤潤一郎 | P359 | |
磯崎新(シン・イソザキ)論 第 4回 | … | 田中純 | P370 | |
講談放浪記 第 4回 | … | 神田伯山 | P380 | |
地図とその分身たち 第 6回 | … | 東辻賢治郎 | P386 | |
ケアする惑星 第 9回 | … | 小川公代 | P393 | |
世界と私のA to Z 第12回 | … | 竹田ダニエル | P403 | |
言葉の展望台 第12回 | … | 三木那由他 | P411 | |
こんな日もある 競馬徒然草 第14回 | … | 古井由吉 | P417 | |
旋回する人類学 第14回 | … | 松村圭一郎 | P421 | |
現代短歌ノート 二冊目 第19回 | … | 穂村弘 | P428 | |
日日是(にちにちこれ)目分量 第20回 | … | くどうれいん | P431 | |
薄れゆく境界線――現代アメリカ小説探訪 第22回 | … | 諏訪部浩一 | P435 | |
「近過去」としての平成 第25回 | … | 武田砂鉄 | P439 | |
星占い的思考 第25回 | … | 石井ゆかり | P390 | |
所有について 第12回 | … | 鷲田清一 | P444 | |
辺境図書館 第25回 | … | 皆川博子 | P456 | |
国家と批評 第22回 | … | 大澤聡 | P460 | |
文芸文庫の風景 第16回 | … | 佐伯慎亮 | ||
極私的雑誌デザイン考 第25回 | … | 川名潤 | P426 | |
随筆 | ||||
艱難の雲を抜けて | … | 青野暦 | P112 | |
紙飛行機逃亡記(京都編) | … | 菅原敏 | P136 | |
散歩のリズムの間にやってくるもの | … | ダースレイダー | P196 | |
知らないことを知らない | … | 朴沙羅 | P322 | |
西洋ジェンダー史を講じる | … | 弓削尚子 | P476 | |
書評 | ||||
『美学のプラクティス』星野 太 | … | 福尾匠 | P478 | |
第66回群像新人文学賞応募規定 | … | |||
執筆者一覧 | … | P482 |
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