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群像 2021年 7月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 2021年 7月号
創作
 
良夫婦  
サクランボの家に夫と犬と暮らす友加里は、近所の小学生タムのことが気になって仕方ない。
今村夏子 P6
 
A child is born 
「自分の家」はどこにあるのだろう。西の果てで、もう一つの大陸の記憶が谺する。
リービ英雄 P41
 
夢の設計者たち 
都市に住まうゲリラは革命のために学習を続ける。幻想と哄笑の小説。
早助よう子 P180
第64回群像新人文学賞・優秀作
 
カメオ 
本社からの命令で何としても期日までに倉庫を建てなければならないのに、犬を連れた隣地の男"カメオ"が立ちはだかる。不条理な可笑しみに彩られたデビュー作。
松永K三蔵 P220
批評総特集
 
「論」の遠近法2021 
  P60
 「論」の遠近法2021
認識と情緒のあいだで――乗代雄介「旅する練習」論 
再読することで見えてくる新しい風景がある。三島由紀夫賞受賞作を徹底解剖。
山本貴光 P60
 「論」の遠近法2021
掠れうる星たちの実験 
サリンジャーの戦争体験と柳田國男の悲恋。言葉の先に〈生きた「もの」〉を見つめ続けた巨匠たちの、文学への態度。
乗代雄介 P84
 「論」の遠近法2021
エドワード・サイード――ある批評家の残響 
批評が批評であるためには何が必要なのか。この世界にあらたな不協和音をもちこむために。
中井亜佐子 P113
 「論」の遠近法2021
傍観者とサバルタンの漫才――富岡多惠子論 
83年に書かれた傑作『波うつ土地』をめぐって、フェミニズムの文学・運動・理論を問う。
住本麻子 P128
 「論」の遠近法2021
淵に立つヒューマニズム――本谷有希子『あなたにオススメの』のエコロジー 
サイボーグと動物という二つの存在を手がかりに、本谷作品が映し出す人間性のゆくえを見定める。
小澤英実 P141
 「論」の遠近法2021
ヴァイオリニストと猫、あるいは人工妊娠中絶と寓話について 
わたしたちは誰もが潜在的に中絶されなかった子どもであるしかないーー生命倫理学の議論の陥穽とは。
石川義正 P154
 「論」の遠近法2021
「風の時代」の星占い的論考。 
「風の時代」とは、いったい何か。その延長線上には何が待っているのか。
石井ゆかり P164
『シンジケート〔新装版〕』刊行記念
 対談
穂村 弘×最果タヒ     ときめきと絶望を越えて 
時代を越えて、言葉は届く。詩歌の新時代を拓いた二人の対話。
穂村弘 最果タヒP272
エッセイ
 
緊張の装丁 
名久井直子 P287
批評連作
 
空海 
第3回 なぜ空海は思索と実践の始まりの場を、「室戸」に据えたのだろうか。
安藤礼二 P290
 
食客論 
第2回 パラサイトロジーの試みは、バルトからブリア=サヴァランへ辿っていく。
星野太 P326
最終回
 
硝子万華鏡 
第10回 もうどこにも帰る場所なんてないのよ。魅惑のコラボ連載、ついに完結。
日和聡子 ヒグチユウコP381
鼎談シリーズ
 徹底討議 松浦寿輝×沼野充義×田中純
二〇世紀の思想・文学・芸術  第8回 世界内戦2.0 
「世界内戦2.0」ーー第二次世界大戦を準備した思想、その背景、戦後における事後性を考える。
松浦寿輝沼野充義 田中純P340
コラボ連載
 
DIG 現代新書クラシックス〔7〕 新書の役割 
「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち
田野大輔 P388
連載
 
見えない道標 
第 5回
若松英輔 P393
 
戒厳 
第 8回
四方田犬彦 P404
 
はぐれんぼう 
第12回
青山七恵 P416
 
ゴッホの犬と耳とひまわり 
第18回
長野まゆみ P424
 
鉄の胡蝶は記憶に歳月の夢に彫るか 
第35回
保坂和志 P432
 
二月のつぎに七月が 
第36回
堀江敏幸 P454
 
世界と私のA to Z 
第 3回
竹田ダニエル P468
 
言葉の展望台 
第 3回
三木那由他 P476
 
スマートな悪 技術と暴力について 
第 4回
戸谷洋志 P482
 
こんな日もある 競馬徒然草 
第 5回
古井由吉 P489
 
旋回する人類学 
第 5回
松村圭一郎 P493
 
ポエトリー・ドッグス 
第 6回
斉藤倫 P498
 
マルクスる思考 
第10回
斎藤幸平 P504
 
現代短歌ノート 二冊目 
第10回
穂村弘 P544
 
日常の横顔 
第10回
松田青子 P509
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第11回
くどうれいん P513
 
薄れゆく境界線――現代アメリカ小説探訪 
第14回
諏訪部浩一 P517
 
歴史の屑拾い 
第15回
藤原辰史 P522
 
「近過去」としての平成 
第16回
武田砂鉄 P527
 
「ヤッター」の雰囲気 
第16回
星野概念 P532
 
星占い的思考 
第16回
石井ゆかり P536
 
辺境図書館  
第17回
皆川博子 P547
 
〈世界史〉の哲学 
第133回
大澤真幸 P551
 
文芸文庫の風景 
第 7回
六角堂DADA  
 
極私的雑誌デザイン考 
第18回
川名潤 P540
 
文芸文庫通信 
第 5回
  P542
随筆
 
陰毛スプラウト 
石田夏穂 P414
 
母がくれた最後の指輪 
長田育恵 P466
 
秦の中国統一をめぐる歴史イフ 
佐藤信弥 P567
書評
 
『本心』平野啓一郎 
小川公代 P570
 
第65回群像新人文学賞応募規定 
   
 
第66回群像新人評論賞応募規定 
   
 
執筆者一覧 
  P578

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