タイトル:群像 2021年 6月号 | ||||
第64回群像新人文学賞発表 | ||||
第64回群像新人文学賞発表 | … | |||
当選作 貝に続く場所にて 私が怖れていたのは、時間の隔たりと感傷が引き起こす記憶の歪みだった。体験したこと、しなかったことの境界を真摯に見つめるデビュー作。 | … | 石沢麻依 | P6 | |
当選作 鳥がぼくらは祈り、 「ぼくら」は住みあきていい思い出もとくにない、この土地で日々摩耗してしまっているーー清新な感覚による新しいかたちの「青春小説」。 | … | 島口大樹 | P76 | |
優秀作 カメオ (作品掲載は次号) | … | 松永K三蔵 | P140 | |
受賞の言葉/選評 (柴崎友香/島田雅彦/古川日出男/町田 康/松浦理英子) | … | P140 | ||
創作・翻訳 | ||||
虎に嚙まれて/カルメン/B・Fとわたし 没後「再発見」され『掃除婦のための手引書』が話題となった作家の、未収録作品から3篇を訳し下ろし。 | … | ルシア・ベルリン 岸本佐知子 訳・解説 | P150 | |
創作 | ||||
吉行淳之介だけれど、もともとは牧野信一の 部屋を訪ねてから半年が過ぎた。カズと仕事先でばったり会って、焼き鳥とポテトサラダのある喫茶店に行った。 | … | 川上弘美 | P182 | |
誰もいない教室 わたしが勤めはじめた塾には、いたるところに「見守りEYES」という監視の目がついていた。 | … | 朝比奈あすか | P191 | |
素晴らしく幸福で豊かな アプリで出会って一ヵ月、初めて彼の家へ行けた。幼なじみの脚本を、また受け取った。もうすぐ私は二十五歳になる。 | … | 井戸川射子 | P251 | |
『どの口が愛を語るんだ』刊行記念対談 | ||||
愛、ホンモノ、文学の周辺 江國香織×東山彰良 「愛」をどう描くのか。ホンモノとは何か――「アウトサイダー」二人の対話。 | … | 江國香織 東山彰良 | P294 | |
批評 | ||||
おかしさを見すえて、夢中に生きて――西加奈子論 物語は誰のためにあるのか――批評の未来を拓く文学論。 | … | 矢野利裕 | P308 | |
最終回 大江健三郎と「晩年の仕事(レイト・ワーク)」〔6〕 「リリーディング」によって後期大江の全体像を照らし出した批評がついに完結。 | … | 工藤庸子 | P351 | |
近代を彫刻/超克する③ 立体造形、総合造形、立体アート、フィギュア……「彫刻」という言葉は、失われつつある。情況への応答。 | … | 小田原のどか | P381 | |
創作 | ||||
ほんの私 生きている私が「現実」として見ているものはなんだったのだろう。連作最終回。 | … | 町屋良平 | P403 | |
レポ漫画 | ||||
100分de名言を求めて〔2〕 新たな価値観が支配する、新しい時代に生きることとは。今月の「100分de名著」は『金閣寺』について。 | … | 増村十七 | P426 | |
article | ||||
さようなら、ファーリンゲティ ファーリンゲティーー詩人として、書店経営者として、出版業界者として権力と戦った人。 | … | ジョン・フリーマン 小澤身和子 訳 | P430 | |
コラボ連載 | ||||
DIG 現代新書クラシックス〔6〕 まっすぐな時代からの後ずさり | … | 石川輝吉 | P437 | |
連載 | ||||
その日まで 第20回 | … | 瀬戸内寂聴 | P442 | |
見えない道標 第 4回 | … | 若松英輔 | P449 | |
戒厳 第 7回 | … | 四方田犬彦 | P462 | |
はぐれんぼう 第11回 | … | 青山七恵 | P477 | |
ゴッホの犬と耳とひまわり 第17回 | … | 長野まゆみ | P485 | |
鉄の胡蝶は夢の歳月の記憶は彫るか 第34回 | … | 保坂和志 | P496 | |
世界と私のA to Z 第 2回 | … | 竹田ダニエル | P519 | |
言葉の展望台 第 2回 | … | 三木那由他 | P527 | |
スマートな悪 技術と暴力について 第 3回 | … | 戸谷洋志 | P532 | |
こんな日もある 競馬徒然草 第 4回 | … | 古井由吉 | P538 | |
旋回する人類学 第 4回 | … | 松村圭一郎 | P544 | |
ポエトリー・ドッグス 第 5回 | … | 斉藤倫 | P549 | |
マルクスる思考 第 9回 | … | 斎藤幸平 | P554 | |
硝子万華鏡 第 9回 | … | 日和聡子 ヒグチユウコ | P559 | |
現代短歌ノート 二冊目 第 9回 | … | 穂村弘 | P605 | |
日日是(にちにちこれ)目分量 第10回 | … | くどうれいん | P565 | |
薄れゆく境界線――現代アメリカ小説探訪 第13回 | … | 諏訪部浩一 | P572 | |
歴史の屑拾い 第14回 | … | 藤原辰史 | P576 | |
「近過去」としての平成 第15回 | … | 武田砂鉄 | P582 | |
「ヤッター」の雰囲気 第15回 | … | 星野概念 | P587 | |
星占い的思考 第15回 | … | 石井ゆかり | P602 | |
辺境図書館 第16回 | … | 皆川博子 | P591 | |
国家と批評 第15回 | … | 大澤聡 | P609 | |
文芸文庫の風景 第 6回 | … | 六角堂DADA | ||
極私的雑誌デザイン考 第17回 | … | 川名潤 | P598 | |
文芸文庫通信 第 4回 | … | P600 | ||
随筆 | ||||
貧者を「信用」する技術 | … | 小島庸平 | P494 | |
おもくて、やさしい | … | 瀬戸山美咲 | P542 | |
地図から消える女 | … | 東辻賢治郎 | P570 | |
茂りゆく場所 | … | 菅原匠子 | P595 | |
書評 | ||||
『大坂』岸 政彦/柴崎友香 | … | 青木淳悟 | P628 | |
『ジャックポット』筒井康隆 | … | 今野敏 | P630 | |
『つまらない住宅地のすべての家』津村記久子 | … | 藤野千夜 | P632 | |
『わたしが行ったさびしい町』松浦寿輝 | … | 管啓次郎 | P634 | |
『LAフード・ダイアリー』三浦哲哉 | … | 廣瀬純 | P636 | |
『山の人魚と虚ろの王』山尾悠子 | … | 諏訪哲史 | P638 | |
『血も涙もある』山田詠美 | … | 綿矢りさ | P640 | |
第65回群像新人文学賞応募規定 | … | |||
第65回群像新人評論賞応募規定 | … | |||
執筆者一覧 | … | P642 |
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