タイトル:群像 2021年 5月号 | ||||
創作 | ||||
そういう時に限って冷蔵庫の中のものが 対談で訪れた出版社の担当編集者・弓田ミナトが口にした、思わぬ事実。 | … | 川上弘美 | P6 | |
天之忍穂耳命と邇邇芸命 葦原中国を平定するため神を遣わすものの誰も帰ってこない。町田版「国譲り神話」。 | … | 町田康 | P16 | |
王国の行方――二代目の手腕 言葉をきちんと覚えなくちゃいけないなんて誰が決めたんだろう。「命の成長」をユニークに描く意欲作。 | … | 松波太郎 | P44 | |
姫沙羅 かつて馬が見つめていた場所に、父は姫沙羅の木を植えた。不器用にしか生きられない私たちの静謐な物語。 | … | 藤代泉 | P115 | |
導くひと 「一ノ瀬さんがいなくなりました」。彼はなぜ消えたのか、魂の遍歴。群像新人文学賞受賞後第一作。 | … | 湯浅真尋 | P157 | |
小特集「旅」 | ||||
〈創作〉 旅のない まるで自分の人生じゃないみたいだ。隣で運転する男はアクセルを踏み込む。 | … | 上田岳弘 | P216 | |
〈創作〉 父の箱 お父さん、この中にいるの。中に入っちゃったの――。 | … | 倉数茂 | P236 | |
〈創作〉 イン・ザ・シティ キヨはゲームの中の地図から架空の都市を作り、レポート用紙に書き込んでは授業中にアサに見せていた。 | … | 津村記久子 | P254 | |
〈創作〉 花束 事件が起きなかったら知ることもなかった少女の死。わたしは花束を持って現場へ向かう。 | … | 藤野可織 | P275 | |
アンケート 想い出の駅 起点、終点、通過点。51人の駅の記憶。 青木 淳/青山 潤/有栖川有栖/イザベラ・ディオニシオ/石田 千/石原良純/市原佐都子/戌井昭人/犬飼勝哉/岩阪恵子 | … | P288 | ||
アンケート 想い出の駅 起点、終点、通過点。51人の駅の記憶。 尾形真理子/荻上直子/角幡唯介/香山 哲/川内有緒/上妻世海/こだま/小松由佳/佐伯一麦/坂本千明/紗倉まな/椎名 誠 | … | P293 | ||
アンケート 想い出の駅 起点、終点、通過点。51人の駅の記憶。 神 慶太/諏訪哲史/たかのてるこ/田中慎弥/辻 琢磨/辻原 登/津村節子/徳永圭子/沼野充義/野々すみ花/乗代雄介/橋本倫史 | … | P299 | ||
アンケート 想い出の駅 起点、終点、通過点。51人の駅の記憶。 原 武史/パリッコ/平松洋子/星野博美/前田司郎/益田ミリ/松井 周/松永美穂/三木三奈/連 勇太朗/安田菜津紀/山下澄人/山下 優/山本 亮/横山悠太/吉川祥一郎/米田夕歌里 | … | P305 | ||
新連載 | ||||
食客論 友でも敵でもない曖昧な他者=パラサイトの原理を追究する。ロラン・バルトの問いを継ぐパラサイトロジーの試み。 | … | 星野太 | P314 | |
言葉の展望台 コミュニケーションは謎に満ちている。言語で日常を捉え直すと、新しい風景が見えてくる。 | … | 三木那由他 | P328 | |
世界と私のA to Z 我々は地続きの今を生きている。アメリカ在住のZ世代が綴る時事エッセイ。 | … | 竹田ダニエル | P334 | |
批評 | ||||
二度目の永劫回帰 キューブリックの映画世界に現れる再度の生成=永劫回帰。二一世紀を規定する観念とは。 | … | 樫村晴香 | P341 | |
嫉妬が大好きなあなたたちへ 嫉妬は民主主義を破壊するのか、活性化させるのか。政治を動かす感情に迫る。 | … | 山本圭 | P351 | |
『文芸ピープル』刊行記念鼎談 | ||||
吉田恭子×小野正嗣×辛島デイヴィッド 英語圏で「作家になる」こと 大学の文芸創作科、変わる文芸誌、エージェントの役割……。英米でのデビューの背景はどうなっているのか。 | … | 吉田恭子小野正嗣 辛島デイヴィッド | P362 | |
特別対談 | ||||
小川公代×中村佑子 不可視化されている私たちの言葉の居場所 「母」に新たな意味を見出し、不可視化されている社会を攪乱する。「ケア」の倫理を探る対話。 | … | 小川公代 中村佑子 | P377 | |
最終回 | ||||
ハロー、ユーラシア 「中華圏」に現在進行形で生じている「政治と文学」の新局面に迫った批評連載完結。 | … | 福嶋亮大 | P395 | |
コラボ連載 | ||||
DIG 現代新書クラシックス〔5〕 どのような新書をつくるか | … | 佐々木雄一 | P406 | |
連載 | ||||
見えない道標 第 3回 | … | 若松英輔 | P411 | |
戒厳 第 6回 | … | 四方田犬彦 | P424 | |
はぐれんぼう 第10回 | … | 青山七恵 | P438 | |
ゴッホの犬と耳とひまわり 第16回 | … | 長野まゆみ | P447 | |
鉄の胡蝶は歳月に記憶を夢に彫るか 第33回 | … | 保坂和志 | P455 | |
スマートな悪 技術と暴力について 第 2回 | … | 戸谷洋志 | P477 | |
こんな日もある 競馬徒然草 第 3回 | … | 古井由吉 | P484 | |
旋回する人類学 第 3回 | … | 松村圭一郎 | P489 | |
ポエトリー・ドッグス 第 4回 | … | 斉藤倫 | P494 | |
マルクスる思考 第 8回 | … | 斎藤幸平 | P499 | |
硝子万華鏡 第 8回 | … | 日和聡子 ヒグチユウコ | P504 | |
現代短歌ノート 二冊目 第 8回 | … | 穂村弘 | P510 | |
日常の横顔 第 9回 | … | 松田青子 | P514 | |
日日是(にちにちこれ)目分量 第 9回 | … | くどうれいん | P518 | |
薄れゆく境界線――現代アメリカ小説探訪 第12回 | … | 諏訪部浩一 | P523 | |
歴史の屑拾い 第13回 | … | 藤原辰史 | P527 | |
「近過去」としての平成 第14回 | … | 武田砂鉄 | P533 | |
「ヤッター」の雰囲気 第14回 | … | 星野概念 | P538 | |
星占い的思考 第14回 | … | 石井ゆかり | P550 | |
辺境図書館 第15回 | … | 皆川博子 | P542 | |
国家と批評 第14回 | … | 大澤聡 | P556 | |
〈世界史〉の哲学 第132回 | … | 大澤真幸 | P580 | |
文芸文庫の風景 第 5回 | … | 六角堂DADA | ||
極私的雑誌デザイン考 第16回 | … | 川名潤 | P546 | |
文芸文庫通信 第 3回 | … | P548 | ||
随筆 | ||||
春と朝食 | … | 山田佳奈 | P553 | |
書評 | ||||
『さのよいよい』戌井昭人 | … | 小山田浩子 | P594 | |
『翻訳教室 はじめの一歩』鴻巣友季子 | … | 阿部公彦 | P596 | |
『デヴィッド・ボウイ 無を歌った男』田中 純 | … | 細馬宏通 | P598 | |
『原子力の哲学』戸谷洋志 | … | 小林エリカ | P600 | |
創作合評 | ||||
「最後の挨拶 His Last Bow」小林エリカ | … | 野崎歓 X小澤英実 X水原涼 | P606 | |
「氷柱の声」くどうれいん | … | 野崎歓 X小澤英実 X水原涼 | P606 | |
「誰にも奪われたくない」児玉雨子 | … | 野崎歓 X小澤英実 X水原涼 | P606 | |
第64回群像新人文学賞予選通過作品発表 | … | P624 | ||
第65回群像新人文学賞応募規定 | … | |||
第65回群像新人評論賞応募規定 | … | P623 | ||
執筆者一覧 | … | P626 |
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