タイトル:群像 2021年 3月号 | ||||
新連載 | ||||
見えない道標 「読む」ことで巡り会いながら、通り過ぎたものと再び向き合うために――自らの生涯をたどり直す。 | … | 若松英輔 | P6 | |
創作 | ||||
夜中目が覚めた時に必ず考える アメリカに行ったアンの帰国が遅れて、二人で行くはずだった舞台にカズを誘った。 | … | 川上弘美 | P18 | |
桃息吐息 突然「息の色かたち」が見えるようになった少女。潜んでいるのは希望か、それともーー。 | … | いしいしんじ | P103 | |
震災後の世界10先行掲載 | ||||
国家・ゼロエフ・浄土 生まれた場所は自分にとっては核(コア)だ。私たちはみな郷里(ふるさと)という名前の原発を抱え込んでいる。個人と国家を思考する、二ヵ月連続の渾身ルポ。 | … | 古川日出男 | P28 | |
小特集 第三の新人 | ||||
小特集 第三の新人 文学はいつの時代も「いま」を描いてきた。かつて「第三の新人」と名付けられた作家たちの「いま」をリリーディングする。 | … | |||
創作 あかるい場所 | … | 江國香織 | P54 | |
エッセイ 山の上の家のまわり | … | 島田潤一郎 | P58 | |
批評 日常の再発見に向けて――「第三の新人」を読むために | … | 山本貴光 | P64 | |
アンケート いま読みたい第三の新人作品 石倉真帆/石田千/大前粟生/小川哲 | … | P97 | ||
アンケート いま読みたい第三の新人作品 河﨑秋子/木村紅美/郡司ペギオ幸夫/高橋弘希 | … | P99 | ||
アンケート いま読みたい第三の新人作品 高山羽根子/乗代雄介/三国美千子/水原涼 | … | P101 | ||
チェルフィッチュ群像公演 | ||||
チェルフィッチュ群像公演 ヒトとモノが共演/競演/饗宴する演劇が、小説となって開演。人間的尺度を超えた出来事と、ヒトはどのように関係を結ぶのか。 | … | |||
創作 消しゴム式 | … | チェルフィッチュ 岡田利規 | P136 | |
解説 「消しゴム式」への道 | … | 岡田利規 | P188 | |
エッセイ 消しゴムを最後まで使い切ったことがない | … | 金氏徹平 | P192 | |
批評 エコロジカル・クライシスにおける「共鳴の領域」の探究 | … | 篠原雅武 | P196 | |
批評・ノンフィクション | ||||
新連載 旋回する人類学 転回を繰り返してきた文化人類学の変遷と現在地を思索する旅がスタート。 | … | 松村圭一郎 | P130 | |
最終回 | ||||
非人間 ⑥ 無期懲役囚から手紙を受け取った著者が自身のトラウマと向き合う。文学を通して見つけた「人間」のかたち。 | … | 大澤信亮 | P206 | |
ケアの倫理とエンパワメント〔3〕〈他者〉への暴力と弱さの倫理――ロマン主義文学から平野啓一郎まで ケアの倫理の系譜をたどることで浮かび上がるいくつもの問い。グローバル時代に求められる日本文学とは。 | … | 小川公代 | P236 | |
読み切り | ||||
フェミニズム小説としての津島佑子――『笑いオオカミ』『ナラ・レポート』を読む 逝去から五年。女性史という視座から再読するときに見えてくるフェミニズム小説の可能性。 | … | 木村朗子 | P279 | |
連作 | ||||
大江健三郎と「晩年の仕事(レイト・ワーク)」 第5回 文学はカタストロフィーに抗する力をもつか? 好評連載もいよいよ佳境。 | … | 工藤庸子 | P373 | |
2011-2021 視えない線の上で 第7回 正義というのは強い。そこに絶対的な正しさがあるからだ。正義の正体とは一体ーー。 | … | 石戸諭 | P421 | |
『それを小説と呼ぶ』刊行記念対談 批評のマテリアリズム 安藤礼二×佐々木敦 芸術の根源にある「表現のアトム」をめぐる対話。 | … | 安藤礼二 佐々木敦 | P361 | |
古井由吉一周忌 | ||||
静ー性ー聖ー生の作家、古井由吉は居続ける。 競馬場の人 | … | 高橋源一郎 | P310 | |
静ー性ー聖ー生の作家、古井由吉は居続ける。 こんな日もある 競馬徒然草 | … | 古井由吉 | P321 | |
静ー性ー聖ー生の作家、古井由吉は居続ける。 過渡期の書――『東京物語考』考 | … | 蜂飼耳 | P326 | |
静ー性ー聖ー生の作家、古井由吉は居続ける。 ひじりの庭 | … | 築地正明 | P338 | |
映画公開記念対談 | ||||
小説『身分帳』から映画『すばらしき世界』へ 西川美和×六角精児 こんなにも切実な物語があるだろうか。佐木隆三の知られざる名作から、一本の映画が生まれ落ちるまで。 | … | 西川美和 六角精児 | P350 | |
コラボ連載 | ||||
DIG 現代新書クラシックス〔3〕 アフター・コロナの優生思想 | … | 荒井裕樹 | P432 | |
追悼半藤一利 | ||||
戦後の精神 | … | 保阪正康 | P438 | |
現代日本の墨家たらんとした人 | … | 井上亮 | P440 | |
連載 | ||||
戒厳 第 4回 | … | 四方田犬彦 | P442 | |
はぐれんぼう 第 8回 | … | 青山七恵 | P452 | |
ゴッホの犬と耳とひまわり 第14回 | … | 長野まゆみ | P460 | |
鉄の胡蝶は歳月に記憶を夢に彫るか 第31回 | … | 保坂和志 | P469 | |
ポエトリー・ドッグス 第 2回 | … | 斉藤倫 | P489 | |
マルクスる思考 第 6回 | … | 斎藤幸平 | P496 | |
硝子万華鏡 第 6回 | … | 日和聡子 ヒグチユウコ | P501 | |
現代短歌ノート 二冊目 第 6回 | … | 穂村弘 | P562 | |
日常の横顔 第 7回 | … | 松田青子 | P507 | |
日日是(にちにちこれ)目分量 第 8回 | … | くどうれいん | P512 | |
薄れゆく境界線――現代アメリカ小説探訪 第10回 | … | 諏訪部浩一 | P517 | |
ハロー、ユーラシア 第10回 | … | 福嶋亮大 | P524 | |
歴史の屑拾い 第11回 | … | 藤原辰史 | P536 | |
「近過去」としての平成 第12回 | … | 武田砂鉄 | P545 | |
「ヤッター」の雰囲気 第12回 | … | 星野概念 | P550 | |
星占い的思考 第12回 | … | 石井ゆかり | P554 | |
辺境図書館 第13回 | … | 皆川博子 | P557 | |
国家と批評 第12回 | … | 大澤聡 | P566 | |
文芸文庫の風景 第 3回 | … | 馬込将充 | ||
極私的雑誌デザイン考 第14回 | … | 川名潤 | P590 | |
新連載 | ||||
文芸文庫通信 | … | P592 | ||
随筆 | ||||
一生働く未来 | … | 明石順平 | P276 | |
よその家の食卓 | … | 梶谷いこ | P494 | |
竈門炭治郎と澤田正二郎 | … | 笹山敬輔 | P521 | |
丸の内の馬糞 | … | 原田ひ香 | P542 | |
胃袋の飛地 | … | 湯澤規子 | P594 | |
〈書評〉 | ||||
『みがわり』青山七恵 | … | 江南亜美子 | P596 | |
『死ぬまでに行きたい海』岸本佐知子 | … | 宮永隆一朗 | P598 | |
『女は不死である』立木康介 | … | 工藤顕太 | P600 | |
『猫がこなくなった』保坂和志 | … | 大崎清夏 | P602 | |
第65回群像新人文学賞応募規定 | … | |||
第65回群像新人評論賞応募規定 | … | P608 | ||
執筆者一覧 | … | P610 |
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