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群像 10月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 10月号
〈新連載〉
 連作
ほんのほんのこども 
おとうさんにおかあさんをころされた同級生のあべくんは将来人をころす。小説家になった私は、当時の私のことを「かれ」としておもいだす。加害と被害、暴力と蹂躙の記憶が、小説を攪乱させ駆動する。
町屋良平 P6
 掌編劇場
硝子万華鏡 第一回 奇術師 
ワン・・・・・・、ツー・・・・・・、スリー・・・・・・! 夢と幻想のコラボ劇場の幕が上がる。
日和聡子 ヒグチユウコP38
 評論エッセイ
マルクスる思考 
今こそ資本主義を見直そう。気鋭の経済思想家による、思考のヒント。
斎藤幸平 P43
 連載リニューアル
現代短歌ノート 二冊目 
穂村弘 P48
 創作
嘘の道 
姉の同級生には、とんでもない嘘つき少年がいた。父いわく、そういう奴はいつか消えていなくなってしまうらしいが・・・・・・。
今村夏子 P51
 創作
引きこもりてコロナ書くーー#Stay Home But Not Silent 
私の元にも呪いの魔巣苦が送られてきた。文学的仮構を使い、この国で起きていることの正体を暴く。
笙野頼子 P68
 創作
ヒカリ文集  〔3〕 
松浦理英子 P126
 翻訳
(引用)の狩人 
引用か創作か? 窃取された言葉の原典探しという遊戯の行方。
ミカエル・ゴメズ・グタールト 訳・解説:田中未来P144
〈アンケート特集〉
 64人の「私」を変えた一冊は、「あなた」を変える一冊になる。
いま再読したい「私を変えた一冊」 
赤堀雅秋/浅生鴨/urbansea/彩瀬まる/有賀薫/石田千/磯野真穂/伊藤比呂美/imdkm/笈入建志/大井実/大江慎也/大竹昭子/小川さやか/加賀翔
  P154
 64人の「私」を変えた一冊は、「あなた」を変える一冊になる。
いま再読したい「私を変えた一冊」 
角幡唯介/片岡真実/川内有緒/河﨑秋子/姜尚中/北村知之/小海裕美/古谷田奈月/斉藤倫/最果タヒ/酒井順子/桜庭一樹/紗倉まな/佐藤良成
  P162
 64人の「私」を変えた一冊は、「あなた」を変える一冊になる。
いま再読したい「私を変えた一冊」 
柴田元幸/白石正明/スガ秀実/関口涼子/高橋久美子/滝口悠生/武田綾乃/玉城ティナ/崔実/千葉雅也/中条省平/辻田真佐憲
  P170
 64人の「私」を変えた一冊は、「あなた」を変える一冊になる。
いま再読したい「私を変えた一冊」 
DJみそしるとMCごはん/tofubeats/鳥飼茜/西川美和/乗代雄介/橋本麻里/藤野千夜/古市憲寿/古川日出男/堀江栞/松本卓也/丸山俊一/溝口敦
  P176
 64人の「私」を変えた一冊は、「あなた」を変える一冊になる。
いま再読したい「私を変えた一冊」 
宮城谷昌光/宮﨑裕助/牟田都子/村田沙耶香/矢野利裕/山下洋輔/吉田篤弘/レ・ロマネスクTOBI/若松英輔/和嶋慎治
  P182
 〈ベンヤミン没後80年〉
〈今の時〉に充たされた時間ーー「歴史の概念について」をめぐって 
ベンヤミンがピレネー山中で命を絶って80年。その重要性はますます増している。「歴史の天使」を招き寄せる批評。
大澤真幸 P188
 〈article〉
漂うものを、つかまえるーーテープ起こし職人に訊く 
「声を捉え形にする」仕事から見えてくるもの。原稿作りの基礎となる「文字起こし」の伝説のユニットに会いに行く。
宮田文久 P202
〈批評・ノンフィクション〉
 
美しいものーー表象、欲望、メタモルフォーゼ 
美しさに速度はあるだろうか? プラトン『饗宴』、キリスト教、オウィディウス、『源氏物語』、デュラス・・・・・人類史をめぐって展開する「美」の試論。
樫村晴香 P210
 
非人間 
大澤信亮 P220
 
2011-2021 視えない線の上で 
石戸諭 P238
論点
 
居どころのないわたしたちの、此処ではない此処 
此処で存在を許されるために従うべき規範から外れた〈わたしたち〉がそれでも此処で存在し続ける可能性を探る。今月の群像の論点ーー「クィア」「ドキュメンタリー」「ミュージアム論」。
清水晶子 P249
 
映画の原点に帰る 
想田和弘 P257
 
ミュージアムの困難 
パンデミックと、他者に見られ、聞かれること
横山佐紀 P266
〈特別対談〉
 いとうせいこう×崔実
声をあげる勇気ーー無意識と共振するエモーション 
沈黙の内側から言葉を探し続ける。圧倒的な熱量で描かれた『Pray human』創作の秘密に切りこむ。
いとうせいこう 崔実P276
〈鼎談シリーズ〉
 
二〇世紀の思想・文学・芸術 
第5回「言語論的転回と〈谺〉」松浦寿輝×沼野充義×田中純
松浦寿輝沼野充義 田中純P290
連載
 
その日まで 
第18回
瀬戸内寂聴 P323
 
はぐれんぼう 
第 3回
青山七恵 P330
 
ゴッホの犬と耳とひまわり 
第10回
長野まゆみ P339
 
鉄の胡蝶は記憶に夢は歳月に彫るか 
第26回
保坂和志 P349
 
二月のつぎに七月が 
第31回
堀江敏幸 P370
 
日常の横顔 
第 2回
松田青子 P423
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第 3回
くどうれいん P386
 
Nの廻廊 
第 3回
保阪正康 P390
 
薄れゆく境界線――現代アメリカ小説探訪 
第 5回
諏訪部浩一 P399
 
ハロー、ユーラシア 
第 5回
福嶋亮大 P403
 
歴史の屑拾い 
第 5回
藤原辰史 P418
 
「近過去」としての平成 
第 7回
武田砂鉄 P381
 
「ヤッター」の雰囲気 
第 7回
星野概念 P427
 
星占い的思考 
第 7回
石井ゆかり P436
 
所有について 
第 8回
鷲田清一 P439
 
辺境図書館  
第 8回
皆川博子 P455
 
国家と批評 
第 7回
大澤聡 P459
 
私の文芸文庫 
第10回  『柿二つ』高浜虚子
谷川俊太郎  
 
極私的雑誌デザイン考 
第 9回
川名潤 P434
随筆
 
顔パックの悲しみ 
宇佐見りん P288
 
温度と目 
高瀬隼子 P368
 
批評としての解釈 安東次男に学ぶ 
松井みどり P416
 
新刊と古書と 
小国貴司 P431
〈書評〉
 
『日本蒙昧全史』磯﨑憲一郎 
古谷利裕 P480
 
『道行きや』伊藤比呂美 
マーサ・ナカムラ P482
 
『スノードロップ』島田雅彦 
白井聡 P484
 
『臆病な都市』砂川文次 
佐藤康智 P486
 
『黄色い夜』宮内悠介 
東直子 P488
創作合評
 
砂川文次「小隊」 
中条省平 
X松永美穂 
X蜂飼耳 
P496
 
羽田圭介「滅私」 
中条省平 
X松永美穂 
X蜂飼耳 
P496
 
石倉真帆「夏の終わりかた」 
中条省平 
X松永美穂 
X蜂飼耳 
P496
 
第64回群像新人文学賞応募規定 
   
 
第65回群像新人評論賞応募規定 
  P512
 
執筆者一覧 
  P514

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