タイトル:群像 6月号 | ||||
創作 | ||||
脱皮 不妊治療に励む理科教師。死を待つ老人。何かを手放したい少女たち。災厄のなかで、生への希望が試される。時代の危機にこたえる、新たな小説が誕生した。 | … | 小林エリカ | P6 | |
文字の高原 チベットの高原にある寺院にたどり着いた「かれ」は、奇妙な体験をする。言語と言語、大陸と大陸、国と国、そして人と人の狭間から生まれる、文学の現在地。 | … | リービ英雄 | P42 | |
新連載 | ||||
ハロー、ユーラシア 世界の秩序が変わりつつあるいま、「ユーラシア」の存在がふたたび浮上している。来たるべき世界を幻視する、批評の冒険。 | … | 福嶋亮大 | P76 | |
特集翻訳小説 アンケート | ||||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 阿部公彦/磯上竜也/伊東順子/今福龍太/上野千鶴子/大空ゆうひ/大竹昭子/大塚真祐子 | … | P88 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 大森望/岡真理/小川公代/小川哲/小川洋子/小国貴司 | … | P92 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 長田杏奈/長田育恵/小山田浩子/温又柔/鎌田裕樹/岸本佐知子/北田博充/木原善彦 | … | P95 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 木村朗子/久野量一/くぼたのぞみ/倉本さおり/栗原康/小島秀夫 | … | P99 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 小林エリカ/小山太一/斎藤真理子/酒寄進一/佐藤究/柴崎友香/下平尾直/瀧井朝世 | … | P102 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 武田将明/堂場瞬一/都甲幸治/豊﨑由美/鳥澤光/中島京子 | … | P106 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 中野善夫/名久井直子/西加奈子/根本宗子/野崎歓/野谷文昭/乗代雄介 | … | P109 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 橋本陽介/東山彰良/日野原慶/平松洋子/ひらりさ/深緑野分/藤井太洋/藤野可織 | … | P113 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 古川耕/古屋美登里/前田隆紀/松家仁之/松岡千恵/松田青子 | … | P117 | ||
「2019-2020 70の世界地図 最新翻訳小説地図 松永美穂/三浦直之/水野衛子/宮下遼/山崎まどか/陸秋槎/若菜晃子 | … | P120 | ||
特集翻訳小説 小論 | ||||
文芸ピープル+ ――英語圏で読まれる現代日本文学 7人の翻訳者たちへの取材を通して探る、現代世界文学の最前線。 | … | 辛島デイヴィッド | P124 | |
ウルフをめぐる静かな「ささやき」 ヴァージニア・ウルフの末裔と呼びうる現代日本の作家は枚挙に暇がない。ウルフの影響は作品にどう顕れ、それは何を意味しているのか。 | … | 鴻巣友季子 | P133 | |
あらゆる行為が翻訳になる時 『カタストロフ前夜』が話題、フランス在住の著者による、翻訳=世界論。 | … | 関口涼子 | P143 | |
自分ごととしての動く世界文学 固定観念を打ち捨てよう。世界文学を読み、自分はどこにいるのか探さねばならない。 | … | 中村和恵 | P151 | |
この人は何語で話しているのですか?――小説内翻訳論序説 翻訳とはどんなプロセスなのか、小説がある言語で書かれるとはどういう意味なのか。新たな問題系に光を当てる序論。 | … | 沼野充義 | P160 | |
特集翻訳小説 新連載 | ||||
薄れゆく境界線――現代アメリカ小説探訪 グローバル化で「アメリカ」自体の輪郭がぼやけていくなか、近代の産物たる「小説」はどう時代に応接してきたのか――「アメリカ」の新しい「見取り図」。 | … | 諏訪部浩一 | P169 | |
小特集 多和田葉子 | ||||
小特集 多和田葉子 ある境界(ボーダー)を超えて小説を発表してきた多和田葉子。分断と連帯が同時進行するなか、母語の外に出る人々が見る景色とは。 | … | |||
インタビュー 離れていても、孤独ではない人間たちの闘争 新刊インタビュー、小論、全作品解説で解体する。 | … | 聞き手・構成小澤英実 | P177 | |
評論 多和田葉子の「星座小説」――『星に仄めかされて』をめぐって | … | 岩川ありさ | P192 | |
保存版 多和田葉子全作品解題 | … | 谷口幸代 | P204 | |
批評 歴史と実験 人間を自然界の事物と同じように観察するとき、新たな史学が拓かれる。柳田國男思想の核心を明らかにする、群像新人評論賞受賞後第一作。 | … | 長﨑健吾 | P224 | |
短期集中 完結 ギー兄さんとは誰か――大江健三郎と柳田国男③ | … | 尾崎真理子 | P268 | |
論点 | ||||
コロナ・ショックドクトリンに抗するために ポスト資本主義への「跳躍」に向けた扉こそが、今開かれている。今月の「群像」の論点――「コロナ禍」「視覚と音声」「境界線」。 | … | 斎藤幸平 | P300 | |
津波映像と『アナ雪』――視覚文化における「音声化」の諸問題 | … | 長谷正人 | P308 | |
「複雑さ」と「私たち」 | … | 望月優大 | P316 | |
短期集中ルポ | ||||
ガザ、西岸地区、アンマン ④ 「国境なき医師団」を見に行く | … | いとうせいこう | P338 | |
連載対談 | ||||
富岡幸一郎×佐藤優 近代日本150年を読み解く 昭和前期篇 | … | 富岡幸一郎佐藤優 | P321 | |
連載完結 | ||||
チーム・オベリベリ 第19回 | … | 乃南アサ | P354 | |
連載 | ||||
ゴッホの犬と耳とひまわり 第 6回 | … | 長野まゆみ | P412 | |
鉄の胡蝶は記憶を夢に歳月に彫るか 第22回 | … | 保坂和志 | P424 | |
二月のつぎに七月が 第27回 | … | 堀江敏幸 | P445 | |
ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain 第28回 | … | ブレイディみかこ | P173 | |
歴史の屑拾い 第 2回 | … | 藤原辰史 | P456 | |
「近過去」としての平成 第 3回 | … | 武田砂鉄 | P461 | |
「ヤッター」の雰囲気 第 3回 | … | 星野概念 | P487 | |
星占い的思考 第 3回 | … | 石井ゆかり | P470 | |
所有について 第 4回 | … | 鷲田清一 | P473 | |
辺境図書館 第 4回 | … | 皆川博子 | P466 | |
国家と批評 第 4回 | … | 大澤聡 | P491 | |
LA・フード・ダイアリー 第 9回 | … | 三浦哲哉 | P508 | |
現代短歌ノート 第121回 | … | 穂村弘 | P523 | |
私の文芸文庫 第 6回 『スフィンクスは笑う』安部ヨリミ | … | 三浦雅士 | ||
極私的雑誌デザイン考 第 5回 | … | 川名潤 | P526 | |
随筆 | ||||
どうしようもできないのか、京都で。 | … | 杉原邦生 | P222 | |
記憶 | … | 遠野遥 | P266 | |
ごろごろ、神戸X | … | 平民金子 | P352 | |
場を閉ざされないために | … | 田尻久子 | P421 | |
〈書評〉 | ||||
『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』李龍徳 | … | 陣野俊史 | P530 | |
『踏み跡にたたずんで』小野正嗣 | … | 水原涼 | P532 | |
『アイロニーはなぜ伝わるのか?』木原善彦 | … | 小川公代 | P534 | |
『地に這うものの記録』田中慎弥 | … | 清水良典 | P536 | |
『近代のはずみ、ひずみ 深田康算と中井正一』長濱一眞 | … | 山城むつみ | P538 | |
第64回群像新人文学賞応募規定 | … | |||
第65回群像新人評論賞応募規定 | … | P544 | ||
執筆者一覧 | … | P546 |
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