〈巻頭特集〉大江健三郎の〈現代性〉Ⅰ | ||||
大江健三郎の〈現代性〉Ⅰ 「大江健三郎全小説」がついに完結。さまざまな著者による大江文学の「読み直し」は、現代社会のリ・マッピングにつながっていた。未来に読み継ぐための指針となる論考を、ふた月にわたりお届けする。 | … | |||
純粋天皇の胎水 | … | 安藤礼二 | P8 | |
祈り、テキスト、習慣――大江健三郎と現代日本の精神性 | … | 宇野重規 | P47 | |
予言者としての大江――「全小説」解説を書き終えて | … | 尾崎真理子 | P64 | |
創作 | ||||
愛の迷路 僕にはあれしかありはしない。『太陽の季節』『亀裂』『若い獣』に列する、作家の中核をなす”拳闘”――そして”恋愛”小説の最前線。 | … | 石原慎太郎 | P76 | |
百の剣 「真希」のことばかり考えるようになってから半年くらいになる。会ったことはないし、どんな顔をしているのかもわからない。ネットの「手記」を手がかりに、「わたし」は夢想する――。 | … | 倉数茂 | P99 | |
アフロディーテの足 彼女の幸せを祝える男でいたい――。冴えない中年男の悲哀をスピーディな文体で描きだす。 | … | 太田靖久 | P160 | |
〈新連載評論〉 | ||||
LA・フード・ダイアリー サバティカルのため、家族とともにアメリカに降り立った私を待ち受けた現実――気鋭の映画批評家による、アメリカ・レポート。 | … | 三浦哲哉 | P203 | |
〈論点〉 | ||||
天皇の歴史意識 「体験」から「歴史」へ、「記憶」から「記録」へ。今月の「群像」の論点ーー「天皇と戦争」「左派ポピュリズム」「あいちトリエンナーレ」 | … | 保阪正康 | P215 | |
ポピュリズムとなかまたち 山本太郎はひとりなのか | … | 吉田徹 | P228 | |
彫刻とはなにか 「あいちトリエンナーレ2019」が示した分断をめぐって | … | 小田原のどか | P238 | |
〈連載完結〉 | ||||
星に仄めかされて 第10回 | … | 多和田葉子 | P254 | |
〈鼎談シリーズ〉 | ||||
徹底討議 二〇世紀の思想・文学・芸術 第二回「世界内戦1.0」 | … | 松浦寿輝沼野充義 田中純 | P272 | |
連載 | ||||
その日まで 第13回 | … | 瀬戸内寂聴 | P306 | |
チーム・オベリベリ 第11回 | … | 乃南アサ | P314 | |
鉄の胡蝶は記憶に歳月の夢に彫るか 第15回 | … | 保坂和志 | P331 | |
帝国の黄昏 第15回 | … | 花村萬月 | P346 | |
おおきな森 第22回 | … | 古川日出男 | P364 | |
ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain 第20回 | … | ブレイディみかこ | P269 | |
愚行の賦 第 3回 | … | 四方田犬彦 | P384 | |
全体論と有限 ーひとつの「小説」論ー 第11回 | … | 佐々木敦 | P416 | |
人間とは何か ──フランス文学による感情教育─ 第27回 | … | 中条省平 | P428 | |
〈世界史〉の哲学 第119回 | … | 大澤真幸 | P442 | |
現代短歌ノート 第113回 | … | 穂村弘 | P439 | |
随筆 | ||||
「フェイクニュースは私だ」 | … | 瀬戸夏子 | P328 | |
生産性に抗するラディカルな生 | … | 木澤佐登志 | P361 | |
お腹を空かせた子どもたち | … | 渡辺由美子 | P382 | |
フォーク並びとポピュリズム | … | 綿野恵太 | P426 | |
書評 | ||||
『いかれころ』三国美千子 | … | 長﨑健吾 | P458 | |
『生のみ生のままで』綿矢りさ | … | 阿部公彦 | P460 | |
『緋の河』桜木紫乃 | … | 武田砂鉄 | P462 | |
『窓の外を見てください』片岡義男 | … | 諏訪哲史 | P464 | |
創作合評 | ||||
「夜の底の兎」木村紅美 | … | 藤野千夜 ×大澤聡 ×矢野利裕 | P466 | |
「語り手たち」間宮 緑 | … | 藤野千夜 ×大澤聡 ×矢野利裕 | P466 | |
「音に聞く」高尾長良 | … | 藤野千夜 ×大澤聡 ×矢野利裕 | P466 | |
第63回群像新人文学賞応募規定 | … | |||
第64回群像新人評論賞応募規定 | … | P457 | ||
執筆者一覧 | … | P483 |
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