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群像 9月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

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タイトル:群像 2019年 09 月号 [雑誌]
発売日:2019-08-07
価格:
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中篇一挙
 
夜の底の兎 
事実婚の夫と若い女との間に子どもが出来た。桐子は少女時代の夏に帰省した田舎にある蔵の中で遊んだ女の子の夢を、繰り返し見るようになった。
木村紅美 P6
論考
 
彼は私に人が死ぬということがどういうことであるかを教えてくれた 
文芸評論家・加藤典洋氏の逝去から三ヵ月、思い出されるのは彼の「声」だった――。
高橋源一郎 P94
評論
 
叙事詩としての近代小説――『こころ』『人間失格』『ノルウェイの森』の系譜 
「読者に選ばれた」ことによって織り上げられる、もう一つの文学史。なぜ、名作は読み継がれるのか。画期的評論160枚。
田中和生 P105
創作
 
早春 
彼岸の入りの日、小説家の木山は庭に咲くクロッカスの花に目を留め散歩に出る。繊細な筆致で人間の内面を描き出す傑作短篇。
沼田真佑 P153
 
語り手たち 
「さて、ここに、永遠に語られることのない物語があります」ーー老人は語る。物語ることを放棄して行方をくらました語り手はどこえ消えたのか。その始まりも終わりもない物語。
間宮緑 P168
特別随筆
 
新しい時代の「答案」は誰が書くのか 
「平成の時代精神」は新時代にどう受け継がれるのか――。現代史研究の第一人者の胸に去来する「令和」への思いとは。
保阪正康 P210
連載完結
 
出雲神話論 
第24回
三浦佑之 P224
連作
 
会いに行って――静流藤娘紀行〔3〕 
笙野頼子 P237
連載
 
その日まで 
第12回
瀬戸内寂聴 P267
 
星に仄めかされて 
第 9回
多和田葉子 P276
 
チーム・オベリベリ 
第10回
乃南アサ P294
 
鉄の胡蝶は夢の歳月の記憶に彫るか 
第14回
保坂和志 P308
 
帝国の黄昏 
第14回
花村萬月 P326
 
おおきな森 
第21回
古川日出男 P341
 
二月のつぎに七月が 
第22回
堀江敏幸 P361
 
ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain 
第19回
ブレイディみかこ P165
 
愚行の賦 
第 2回
四方田犬彦 P371
 
全体論と有限 ーひとつの「小説」論ー 
第10回
佐々木敦 P404
 
人間とは何か                  ──フランス文学による感情教育─ 
第26回
中条省平 P415
 
〈世界史〉の哲学 
第118回
大澤真幸 P427
 
現代短歌ノート 
第112回
穂村弘 P399
随筆
 
翻訳(という)家の窓から見える風景 
木原善彦 P221
 
一千万円分の不幸 
くどうれいん P323
 
墓石と鉄塔 
岩根愛 P402
 
「異物」としての名著 
秋満吉彦 P440
 
貴女のためなら何でもするぞとまたしても口にしそうだ 
蓮實重彦 P292
書評
 
『夏物語』川上未映子 
亀山郁夫 P442
 
『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ 
石戸諭 P444
 
『待ち遠しい』柴崎友香 
野崎歓 P446
 
『テーマパーク化する地球』東 浩紀 
宮﨑裕助 P448
創作合評
 
「如何様(イカサマ)」高山羽根子 
藤野千夜 
×大澤聡 
×矢野利裕 
P450
 
「流卵」吉村萬壱 
藤野千夜 
×大澤聡 
×矢野利裕 
P450
 
第63回群像新人文学賞応募規定 
   
 
第64回群像新人評論賞応募規定 
  P465
 
執筆者一覧 
  P467

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