歳時創作シリーズ 漆 | ||||
季・憶 Ki-Oku 空は澄みわたり、月夜に明るみを見る。深みゆく秋の際に至り、時の巡りを肌で感じる。作家の想像力で繫ぐひととせ――二十四節気七十二候――の季節の記憶。一年をとおした好評読み切り掌篇大特集。 | … | 西村賢太 | ||
季・憶 Ki-Oku 秋―秋分 水始涸(みずはじめてかるる) | … | 山下澄人 | P8 | |
季・憶 Ki-Oku 秋―寒露 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり) | … | 川上弘美 | P24 | |
季・憶 Ki-Oku 秋ー霜降り 霎時施(こさめときどきふる) | … | 藤野千夜 | P35 | |
創作50枚 ヒヨドリ 台所で弁当を作っていると夫が「ヒナがいる!」と叫んだ。濃密な文章で綴る夫婦の日常に潜む現実と幻想のあわい。 | … | 小山田浩子 | P52 | |
創作120枚 春、死なん 七十歳の身体から、傍目には既に抜け落ちたと思われている性欲が、まだ強く存在を主張する。高齢者の性を描く鮮烈な文芸誌デビュー作。 | … | 紗倉まな | P72 | |
新連続対談 | ||||
「危機の時代」を読み解くⅠ 富岡幸一郎×佐藤 優 社会システムが崩壊し、目に見えないものが〈世界〉を動かす今、我々はどう生き抜くのか。〈文学〉と〈神学〉の視点から現代を縦横に語り合う。 | … | 富岡幸一郎 X佐藤優 | P114 | |
映画評論 | ||||
大震災で映画と出会った男 ープロデューサー城戸四郎ー 一九二八年のモスクワの街に、日本人が大挙して現れる。歌舞伎の初海外公演がソ連邦の首都で行われる。そのなかに松竹の名プロデューサーがいた。 | … | 蓮實重彦 | P141 | |
連作完結 | ||||
行方知れず | … | 古井由吉 | P158 | |
連載完結 | ||||
山海記 第20回 | … | 佐伯一麦 | P174 | |
〈連載〉 | ||||
その日まで 第 3回 | … | 瀬戸内寂聴 | P192 | |
湘南夫人 第 3回 | … | 石原慎太郎 | P200 | |
鉄の胡蝶は歳月に夢の記憶を彫るか 第 3回 | … | 保坂和志 | P208 | |
帝国の黄昏 第 5回 | … | 花村萬月 | P220 | |
御社のチャラ男 第 6回 | … | 絲山秋子 | P237 | |
おおきな森 第10回 | … | 古川日出男 | P247 | |
人外(にんがい) 第11回 | … | 松浦寿輝 | P258 | |
二月のつぎに七月が 第18回 | … | 堀江敏幸 | P272 | |
ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain 第 8回 | … | ブレイディみかこ | P138 | |
レンマ学 第 9回 | … | 中沢新一 | P284 | |
出雲神話論 第13回 | … | 三浦佑之 | P298 | |
人間とは何か ──フランス文学による感情教育── 第15回 | … | 中条省平 | P314 | |
たましいを旅するひと──河合隼雄 第20回 | … | 若松英輔 | P327 | |
〈世界史〉の哲学 第108回 | … | 大澤真幸 | P340 | |
現代短歌ノート 第101回 | … | 穂村弘 | P309 | |
〈随筆〉 | ||||
禁煙なる日常 | … | 青木淳悟 | P234 | |
私もあなたも、どっか少数者 | … | 飯間浩明 | P171 | |
近道は回り道 | … | 千木良悠子 | P282 | |
ぷくぷくが鳴らなくなった日 | … | 高橋久美子 | P312 | |
引越しの夏、缶チューハイ | … | パリッコ | P338 | |
〈書評〉 | ||||
『静かに、ねぇ、静かに』本谷有希子 | … | 瀧井朝世 | P354 | |
『文字渦』円城塔 | … | 佐々木敦 | P356 | |
『公園へ行かないか? 火曜日に』柴崎友香 | … | 阿部公彦 | P358 | |
『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』野崎歓 | … | 佐藤康智 | P360 | |
『サーラレーオ』新庄耕 | … | 石井千湖 | P362 | |
創作合評 | ||||
「ウラミズモ奴隷選挙」笙野頼子 | … | 安藤礼二 X蜂飼耳 X小澤英実 | P368 | |
「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」鴻池留衣 | … | 安藤礼二 X蜂飼耳 X小澤英実 | P368 | |
第62回群像新人文学賞応募規定 | … | P384 | ||
第63回群像新人評論賞応募規定 | … | P353 | ||
執筆者一覧 | … | P387 |
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