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群像  2月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

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タイトル:群像 2018年 02 月号 [雑誌]
発売日:2018-01-06
価格:
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新連載
 
レンマ学 
大乗仏教に望みあり。かつて南方熊楠はそう記した。西欧で発達したロゴス的論理とまったく異質の発展をとげたレンマ的知性。新しい「学」が、いま始まる。
中沢新一 P42
歳時創作シリーズ 弐
 
季・憶 Ki-Oku 
ときに人を狼狽させもする、新たな気候のおとずれ。作家の想像力で繫ぐひととせ―ー二十四節季七十二候ーーの季節の記憶。一年をとおした好評読み切り掌篇大特集。
  P6
 
東風解凍(とうふうこおりをとく) 
花村萬月 P8
 
土脉潤起(どみゃくうるおいおこる) 
村田沙耶香 P22
 
桃始笑(ももはじめてわらう)   
津村節子 P34
〈中篇100枚〉
 
水戸黄門は見た 
いま再び始まる「水戸黄門」新章。史実とドラマの間を行き交いながら、新たなキャラクターとともに描きだされる『大日本史』編纂の壮大な物語!
青木淳悟 P55
 
奥の細道・前立腺 
手術したあとは、射精という現象がなくなるという──。前立腺ガンの発見から入院前日まで、さまざまな思いが渦巻く漂泊の道行きを詩とともに辿る。
四元康祐 P89
野間文芸賞・野間文芸新人賞 受賞記念対談
 
ものおもう言葉たち 
思弁を捨て「ものおもう」言葉たちが、小説世界に空気と感触を生み出す。言葉を丹念に拾っていく哲学的対話から浮かび上がる、『土の記』までの軌跡。
髙村薫 
X町田康 
P128
 
書くことがない、けれど書く 
子供の眼差しに根ざした小説を発表してきた今村夏子。「暴力」と「報われなさ」、そして「きょうだい」をキーワードに、『星の子』とその文学世界の秘密を解き明かす。
今村夏子 
X小川洋子 
P139
 
解放をもたらし得る小説 
人はなぜ死を選ぶのか。小説はどう現実に対応するのか。文学の役割とは。「本物の自殺が目の前にある」という感触を抱かせる『日曜日の人々』はいかにして生まれたか。
高橋弘希 
X星野智幸 
P151
〈評論〉
 
イカロスの墜落──背景としての震災 
東日本大震災から七年が経つ現在、小説はどのように震災を描くのか。『影裏』『最愛の子ども』を中心に新しい視座を示す。
千葉一幹 P166
〈連続対談〉
 
今夜、笑いの数を数えましょう 
第3回 バカリズム
いとうせいこう P186
〈連作〉
 
野の末 
古井由吉 P212
〈連作評論〉
 
大拙 
第7回
安藤礼二 P225
リレーエッセイ
 
「私と大江健三郎」  
第8回  「否定性」と「私ら」
平野啓一郎 P126
〈連載〉
 
おおきな森 
第2回
古川日出男 P250
 
人外(にんがい) 
第4回
松浦寿輝 P266
 
二月のつぎに七月が 
第10回
堀江敏幸 P278
 
山海記 
第15回
佐伯一麦 P288
 
出雲神話論 
第5回
三浦佑之 P296
 
人間とは何か                   ──フランス文学による感情教育── 
第7回
中条省平 P316
 
たましいを旅するひと──河合隼雄 
第12回
若松英輔 P326
 
〈世界史〉の哲学 
第100回
大澤真幸 P340
 
現代短歌ノート 
第93回
穂村弘 P337
〈随筆〉
 
伊丹十三のこと 
松家仁之 P163
 
こんにちは、レオー 
諏訪敦彦 P209
 
寒夜蕭蕭 
西村賢太 P313
 
カフカの戦法 
宇野邦一 P184
 
「売れる本」体験記 
仲野徹 P248
 
時ならぬ事々──挿話 
石井遊佳 P294
 
ローズネットクッキーで寄り道の予感 
山岡ミヤ P354
〈書評〉
 
『いのち』瀬戸内寂聴 
高橋源一郎 P356
 
『ドレス』藤野可織 
東直子 P358
 
『意識のリボン』綿矢りさ 
清水良典 P360
 
『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子 
佐藤康智 P362
創作合評
 
「満潮」村田沙耶香 
藤沢周 
松永美穂 
江南亜美子 
P368
 
「無限の玄」古谷田奈月 
藤沢周 
松永美穂 
江南亜美子 
P368
 
「夭折の女子の顔」沼田真佑 
藤沢周 
松永美穂 
江南亜美子 
P368
 
第62回群像新人文学賞応募規定 
  P384
 
第62回群像新人評論賞応募規定 
  P247
 
執筆者一覧 
  P387

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