タイトル:新潮 2023年 8月号 | ||||
長篇戯曲 | ||||
兎、波を走る アリス、行ってらっしゃい。母はそう言った。迷子の少女は脱兎につれられて渡ってゆく。ふる里から不条理の果てへ、最も深い海を。 | … | 野田秀樹 | P7 | |
新連作第二回 | ||||
フォロワー数ZERO どんな手を使っても増やさねば。思い詰めた私が画像を無断借用したら――衝撃の第二弾。 | … | 本谷有希子 | P83 | |
新作詩 | ||||
知らない人 他二篇 | … | 谷川俊太郎 | P73 | |
はじめての心中 一緒に死のう。でも、その前にお願いが……。中学生男女の、タブーに触れるひと夏の冒険。 | … | 鴻池留衣 | P101 | |
もつれとゆれ 妻は昔の恋人を看取るため、家を出た。残された夫の日々は――静かで不穏な大人の小説。 | … | 西崎憲 | P115 | |
にちょうめ奇譚 あの世とこの世をわかつのは――「新宿二丁目」にいたヴェロニカはどこに消えたのか。 | … | 伏見憲明 | P133 | |
連載小説 | ||||
チェロ湖 第47回 連載完結 | … | いしいしんじ | P267 | |
墳墓記 第11回 | … | 髙村薫 | P285 | |
大使とその妻 第23回 | … | 水村美苗 | P292 | |
天使も踏むを畏れるところ 第35回 | … | 松家仁之 | P303 | |
漂流 第44回 | … | 町田康 | P312 | |
第十一回 河合隼雄物語賞・学芸賞発表 | ||||
第十一回 河合隼雄物語賞・学芸賞発表 | … | P144 | ||
物語賞授賞作 親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語 | … | 吉原真里 | P146 | |
学芸賞授賞作 スピノザ――読む人の肖像 | … | 國分功一郎 | P146 | |
選評 後藤正治(物語賞)/内田由紀子(学芸賞) | … | P146 | ||
第56回《新潮新人賞》応募規定 | ||||
[ウェブ応募受付中!] 選考委員 上田岳弘/大澤信亮/小山田浩子/金原ひとみ/又吉直樹 | … | P254 | ||
【特集】「坂本龍一」を読む | ||||
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― 夢 | … | 朝吹真理子 | P150 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― モダニストとしての素顔 | … | 岡田暁生 | P152 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― Dと私と坂本さん | … | 斎藤幸平 | P154 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― いりません | … | 永井玲衣 | P156 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― 教授と助手 | … | 中沢新一 | P158 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― 巨大な鏡 | … | 原摩利彦 | P160 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― 芸術と科学のあいだ | … | 福岡伸一 | P162 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― 誰にも似ていない音楽 | … | 毛利悠子 | P164 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― フリージャズと坂本龍一 | … | 山下洋輔 | P166 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― 言い遺したこと | … | 山田洋次 | P168 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― 森の中のピアノ | … | 湯山玲子 | P170 | |
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』刊行を機に―― 命を生き切った人 | … | 若林理砂 | P172 | |
対話と論考 AIと「人間」の変容 | ||||
対談 加速する計算と、言葉の奔流のなかで 鈴木 健(SmartNews)x 森田真生(独立研究者) 人工知能が強烈に進化し、社会と情報の関係を揺さぶる今、同時代の危機と可能性を探る。 | … | P175 | ||
霧のコミューン――生成と予兆 チョムスキーは言う。生成AIは凡庸な悪だと。言語と知性を人間の側に奪い返すための試み。 | … | 今福龍太 | P193 | |
新連載 AIが音楽を変える日 第1回・音楽家がAIに転生するとき | … | 榎本幹朗 | P210 | |
リレーコラム | ||||
街の気分と思考(19) 花と梱包とワニ | … | 近藤聡乃 | P212 | |
街の気分と思考(19) 宝石の街で見た博打と貯蓄 | … | 小川さやか | P216 | |
嫉妬と階級の『源氏物語』 (八) | … | 大塚ひかり | P240 | |
小林秀雄 (九十八) | … | 大澤信亮 | P257 | |
地上に星座をつくる 第百十九回・再びパキスタンへ | … | 石川直樹 | P250 | |
見えない音、聴こえない絵 第二一八回・魚骨の爆音 | … | 大竹伸朗 | P252 | |
私の書棚の現在地 倉田タカシ『あなたは月面に倒れている』 | … | 書評委員高山羽根子 | P228 | |
私の書棚の現在地 全国学校図書館協議会編『考える読書 第68回青少年読書感想文全国コンクール入賞作品集』 | … | 書評委員乗代雄介 | P230 | |
本 | ||||
西 加奈子『くもをさがす』 | … | 信田さよ子 | P234 | |
小池水音『息』 | … | 古川真人 | P236 | |
千葉雅也『エレクトリック』 | … | 長嶋有 | P238 | |
新潮 | ||||
チャイルド・オブ・マッカーシー | … | 九段理江 | P220 | |
音を食って物がなくなる | … | 椹木野衣 | P222 | |
追悼シンポジウム「坂本龍一の京都」を聴いて | … | 福永信 | P224 | |
現代料理レストランから考える、文化を愛するための思考の枠組み | … | 藤田周 | P226 |
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