タイトル:新潮 2023年 2月号 | ||||
二二〇枚 エレクトリック 一九九五年、雷都・宇都宮。高校二年の達也は東京に憧れ、父はアンプの完成に腐心する。性と家族の旋律が高らかに響く気鋭の渾身作! | … | 千葉雅也 | P7 | |
一六〇枚 狭間の者たちへ 少年は大人になり、痴漢加害者になった。抑圧の連鎖に呑まれた生を繋ぎ止める飛翔作。 | … | 中西智佐乃 | P75 | |
フィードバック 外部視覚装置でついに光を取り戻した妻の視覚。見えてきたのは不可視の社会の影だった。 | … | 古川真人 | P123 | |
連載小説 | ||||
生活 連載完結 | … | 町屋良平 | P253 | |
大使とその妻 第17回 | … | 水村美苗 | P263 | |
漂流 第40回 | … | 町田康 | P274 | |
チェロ湖 第42回 | … | いしいしんじ | P282 | |
新潮 | ||||
やどり龍 | … | 青葉市子 | P204 | |
エスニック風カウント | … | 石田夏穂 | P206 | |
秋の祭りとフィリップ・ケーヌの舞台美術 | … | 久保宏樹 | P208 | |
ゴダールが海辺で自殺を語った日 | … | 松浦泉 | P210 | |
本 | ||||
筒井康隆・蓮實重彦『笑犬楼vs.偽伯爵』 | … | 大谷能生 | P228 | |
山﨑修平『テーゲベックのきれいな香り』 | … | 川本直 | P230 | |
大濱普美子『陽だまりの果て』 | … | 豊崎由美 | P232 | |
多和田葉子『太陽諸島』 | … | 沼野充義 | P234 | |
藤野可織『青木きららのちょっとした冒険』 | … | 山崎まどか | P236 | |
対談 | ||||
「命のものさし」で歴史を測る 斎藤真理子X黒川創 『彼女のことを知っている』を契機に、四半世紀ぶりに集う韓国文学翻訳者と作家の対話。 | … | 斎藤真理子 黒川創 | P131 | |
ぼくはあと何回、満月を見るだろう 最終回「未来に遺すもの」 最後のピアノ・ソロ。日記のように生まれた新アルバム。今だから明かせる幾つかのこと。 | … | 坂本龍一 | P147 | |
精神の考古学 (最終回) 第10部 いかにして人は精神の考古学者になるか遂に明かされたアフリカ的段階の思想の本質。 | … | 中沢新一 | P167 | |
弔辞 映画作家吉田喜重を追悼する | … | 蓮實重彦 | P212 | |
嫉妬と階級の『源氏物語』 (二) | … | 大塚ひかり | P185 | |
温又柔『祝宴』を読む | … | 小竹由美子 長瀬海 | P224 | |
リレーコラム | ||||
街の気分と思考(13) ハシビロコウ | … | 川上弘美 | P196 | |
街の気分と思考(13) 「ここがあなたの場所よ」 | … | 塩田千春 | P200 | |
小林秀雄(九十二) | … | 大澤信亮 | P243 | |
地上に星座をつくる 第百十三回・日常への帰還 | … | 石川直樹 | P238 | |
見えない音、聴こえない絵 第二一二回・途上の匂い | … | 大竹伸朗 | P240 | |
私の書棚の現在地 橋本輝幸編訳『Rikka Zine Vol.1』 | … | 書評委員高山羽根子 | P218 | |
私の書棚の現在地 ダビット・サンデン『この本はよまれるのがきらい』 | … | 書評委員乗代雄介 | P221 | |
第55回《新潮新人賞》応募規定 [ウェブ応募受付中!] 上田岳弘/大澤信亮/小山田浩子/金原ひとみ/又吉直樹 | … | P216 |
ひとことコメント
コメント: