タイトル:新潮 2022年 10月号 | ||||
二一〇枚 息 わたしは深く呼吸する――弟の死を悔やみながら。不安定な父と海に消えた鳥。喪失を見つめ、過去の時間に暖かな息を吹き込む感動作。 | … | 小池水音 | P7 | |
同一一一人物 おじいちゃんがオレオレ詐欺!? 二十代から電話をかけ続けた老人、その魂の遍歴時代。 | … | 福永信 | P71 | |
月山道 地震ゆえ家が破損し、夫婦は止むを得ず旅へ――山の「聖地」で見出された「時」とは? | … | 佐伯一麦 | P107 | |
うつつ身 死者が見た花の精の踊りは、だれのものだったのか。記憶の抽斗を覗き込む、新連作開幕! | … | 黒田夏子 | P105 | |
連載小説 | ||||
生活 第 5回 | … | 町屋良平 | P274 | |
大使とその妻 第13回 | … | 水村美苗 | P285 | |
天使も踏むを畏れるところ 第26回 | … | 松家仁之 | P296 | |
漂流 第37回 | … | 町田康 | P312 | |
新潮 | ||||
義と歓待の人 中井久夫先生の逝去を悼む | … | 斎藤環 | P204 | |
八年をジョブズに費やしてしまった | … | 榎本幹朗 | P206 | |
さよならマスター | … | 加藤ジャンプ | P208 | |
ふれる | … | 橋本貴雄 | P210 | |
地上に星座をつくる 第110回 人喰い山へ | … | 石川直樹 | P266 | |
見えない音、聴こえない絵 第209回 34年かけて「四文字」を貼る | … | 大竹伸朗 | P268 | |
第54回《新潮新人賞》予選通過作品発表 | … | P270 | ||
[ウェブ応募受付中!] 第55回《新潮新人賞》応募規定 上田岳弘/大澤信亮/小山田浩子/金原ひとみ/又吉直樹 | … | P272 | ||
特別対談 | ||||
フィクションの湧き出る場所多和田葉子X岡田利規 小説と演劇の違い。現実世界との距離。三島賞受賞作をテーマに、国際的創作者が語り合う。 | … | 多和田葉子岡田利規 | P123 | |
書評 『ブロッコリー・レボリューション』年表 | … | 福永信 | P135 | |
ぼくはあと何回、満月を見るだろう 第4回「旅とクリエイション」 新たな土地との出会いが、次の創作へ繋がる。映画・能楽・アートの最先端を駆け抜けた日々。 | … | 坂本龍一 | P141 | |
精神の考古学 第10回 第七部 ロンチェンパの遺産(二) | … | 中沢新一 | P157 | |
サルマン・ラシュディ襲撃事件の2つの悲しみ | … | エトガル・ケレット 秋元孝文訳 | P236 | |
瀬戸内寂聴さんとの六十年 | … | 澤地久枝 | P177 | |
偶然の通行人 | … | 渡部直己 | P183 | |
レメシェフの憂い ロシアへの旅の記憶に寄せて | … | 髙尾長良 | P230 | |
驚きは伝染する 蓮實重彦『ジョン・フォード論』を読む | … | 山根貞男 | P212 | |
リレーコラム | ||||
街の気分と思考(9) むらさき橋 | … | 川上弘美 | P194 | |
街の気分と思考(9) 雲の上の回想 | … | 塩田千春 | P198 | |
壺中の天地 第 8回 いらっしゃる穴 | … | エリイ(Chim↑PomfromSmappa!Group) | P262 | |
小津安二郎 第20回 | … | 平山周吉 | P239 | |
小林秀雄 第89回 | … | 大澤信亮 | P251 | |
私の書棚の現在地 畑村洋太郎『やらかした時にどうするか』、クリステン・R・ゴドシー『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』 | … | 書評委員津村記久子 | P216 | |
私の書棚の現在地 小砂川チト『家庭用安心坑夫』 | … | 書評委員町屋良平 | P219 | |
本 | ||||
野田秀樹『Q/フェイクスピア』 | … | 上田岳弘 | P222 | |
平野啓一郎『死刑について』 | … | 苅部直 | P224 | |
ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』 | … | 鈴木正文 | P226 | |
小川 哲『地図と拳』 | … | 松浦寿輝 | P228 |
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