ミトンとふびん かけおちのように極寒の街(ヘルシンキ) にやってきたふたりに、この世界が与えてくれた祝福の時間! | … | 吉本ばなな | P7 | |
[掌篇三作] ひきだし火事/さかさ率/うろの中の天 季節とともに幼年のあそびは変わりゆく――ひきだしに詰まった、人生の過ぎ去りし光陰。 | … | 黒田夏子 | P43 | |
バルコニー 彼女の部屋で、彼女と文字を移し換える。翻訳という行為が映し出す、青年の生の手触り。 | … | 加藤秀行 | P45 | |
白人たち 独りよがりな正義感から、白人上流階級らしさを捨てようと足掻く夫婦の行きつく先は? | … | ジェン・シルヴァーマン 訳・解説:藤井光 | P67 | |
[新連載第二回] チェロ湖 四人(ヨツト)は魚や鳥に育まれ、チェロ湖随一の少年に育つ。水底から立ち上がるめくるめく物語。 | … | いしいしんじ | P85 | |
[新連載第三回] 蠅 お遍路の鈴の音が鳴る町で少女は成長する。少女の目が世界の実相を鮮やかに映し出す。 | … | 瀬戸内寂聴 | P103 | |
[新連載第三回] わたしが行ったさびしい町 (3)イポー バス旅行でマレー半島縦断という思いつき。私は自堕落なバックパッカーに転落した。 | … | 松浦寿輝 | P109 | |
[移籍新連載第三回] プリニウス | … | ヤマザキマリ とり・みき | P282 | |
連載小説 | ||||
ビッグ・スヌーズ 第14回 | … | 矢作俊彦 | P254 | |
荒れ野にて 第39回 | … | 重松清 | P267 | |
第51回《新潮新人賞》応募規定 【選考委員】大澤信亮/川上未映子/鴻巣友季子/田中慎弥/中村文則 | … | P203 | ||
【特別文芸批評】 | ||||
三たび文学に着陸する 古事記・銀河鉄道の夜・豊饒の海 今文学たる日本文芸の始点。流転を生きる少年小説。運命を駆動させた最期の四部作――。大崩壊後のビジョンを提示する予言的文学論。 | … | 古川日出男 | P117 | |
対談 | ||||
鶴見俊輔とは何者だったのか? 断片から流れを作り様相を捉える。党派に縛られず柔軟に人を見る。思想界の巨人の実像。 | … | 黒川創 X片山杜秀 | P149 | |
追悼・梅原 猛 仙童遷化 | … | 中沢新一 | P170 | |
狂気の静けさ | … | アピチャッポン・ウィーラセタクン 訳:金子遊 | P173 | |
昭和の終わり、平成の終わり 手塚治虫没後三十年に寄せて | … | 三輪健太朗 | P183 | |
声――フランスと日本と 第2回 | … | 福田和也 | P191 | |
保田與重郎の文学 第6回 | … | 前田英樹 | P215 | |
これは小説ではない 第10回 | … | 佐々木敦 | P229 | |
地上に星座をつくる 第71回 せとうち初詣 | … | 石川直樹 | P242 | |
見えない音、聴こえない絵 第171回 金魚とマッチ棒 | … | 大竹伸朗 | P204 | |
新潮 | ||||
取材は恋愛に似ている | … | 相澤冬樹 | P206 | |
インスタグラム時代のホリー・ゴライトリー | … | 山崎まどか | P208 | |
昨年 | … | 伊舎堂仁 | P210 | |
2018年はnoteで日記を売って食っていける時代になっていた | … | 岡映里 | P212 | |
本 | ||||
鴻巣友季子『謎とき『風と共に去りぬ』』 | … | 小沼純一 | P244 | |
大城立裕『あなた』 | … | 岸政彦 | P246 | |
大竹伸朗『ナニカトナニカ』 | … | 椹木野衣 | P248 | |
チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』 | … | 鈴木みのり | P250 | |
岡﨑乾二郎『抽象の力』 | … | 福永信 | P252 |
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