[一三〇枚] 図書室 私は思い出す。大阪の片隅を男の子と歩いた、あの冬の日のことを。ふたりは人類滅亡後の世界で何を見たか? 静かに光る人生の瞬間。 | … | 岸政彦 | P7 | |
芥川賞受賞第一作 アジサイ 妻が家を出てから、庭にアジサイが咲いた。「理由」を探す男を侵す、甘い匂いと狂気。 | … | 高橋弘希 | P47 | |
ドレスセーバー 京都の鴨川デルタでは人が遭難し、私はそれを救助する。新世代の想像力、小誌初登場! | … | 大前粟生 | P65 | |
続アイオワ日記 ハリケーンの警報が鳴っても、危険の感度は作家の出身国に紛争があるかによって違う。 | … | 滝口悠生 | P79 | |
ヘミングウェイ未発表小説 「中庭に面した部屋」 パリ解放の日の戦地体験を描きながら、生前の発表を著者が禁じた幻の作品、遂に公開! | … | 訳・解説今村楯夫 | P99 | |
連載小説 | ||||
ヒロヒト 第 5回 | … | 高橋源一郎 | P278 | |
ビッグ・スヌーズ 第11回 | … | 矢作俊彦 | P294 | |
新潮 | ||||
ベジ/ノンベジ話二題 | … | 石井遊佳 | P210 | |
「小林秀雄」間奏 | … | 大澤信亮 | P212 | |
粉々になった自我と漂流物 | … | 大竹昭子 | P214 | |
マイブラザー瀬川昌久 | … | 柳樂光隆 | P216 | |
静かな分岐点 | … | 星野概念 | P218 | |
『流転の海』全九巻徹底調査中 | … | 堀井憲一郎 | P220 | |
特集 差別と想像力 | ||||
差別と想像力 「新潮45」問題から考える | … | P110 | ||
危機を好機に変えるために | … | 星野智幸 | P112 | |
回復に向けて | … | 中村文則 | P118 | |
すべてが嫌だ | … | 桐野夏生 | P122 | |
平成最後のクィア・セオリー | … | 千葉雅也 | P124 | |
言葉のあいだの言葉 | … | 柴崎友香 | P142 | |
「見えない世界」の外へ | … | 村田沙耶香 | P145 | |
権威主義・排外主義としての財政均衡主義 | … | 岸政彦 | P149 | |
犬とエスキモー――エトガル・ケレット、日本からの視察団と語る 特別な歴史。内在する圧倒的な差異。何から何まで日本と違う国からの刺激的メッセージ! | … | エトガル・ケレット 構成・訳秋元孝文 | P155 | |
数多くの〈五月〉の後に 68年、あの興奮の日々から50年。回顧的情熱に満ちたパリから、無関心を装う国を考える。 | … | 四方田犬彦 | P187 | |
連載完結 | ||||
そして、言語から生命へ フレーゲ、ウィトゲンシュタインから人工知能・人工生命へ。人の思考をめぐる旅、完結! | … | 森田真生 | P169 | |
宮本輝『流転の海』シリーズ完結記念 | ||||
敗戦後の日本で「父」となる男を描く 宮本輝『流転の海』論 | … | 田中和生 | P196 | |
巨大なる未完のテーゼ 『流転の海・第九部 野の春』を読む | … | 助川幸逸郎 | P203 | |
保田與重郎の文学 第4回 | … | 前田英樹 | P253 | |
終わらない植民地(コロニー)――新しい宮沢賢治 第8回 | … | 今福龍太 | P223 | |
これは小説ではない 第8回 | … | 佐々木敦 | P241 | |
地上に星座をつくる 第69回・母の首飾り | … | 石川直樹 | P208 | |
見えない音、聴こえない絵 第169回 | … | 大竹伸朗 | P266 | |
本 | ||||
高橋源一郎『今夜はひとりぼっちかい?』 | … | 大澤聡 | P268 | |
平野啓一郎『ある男』 | … | 大澤真幸 | P270 | |
辛島デイヴィッド『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』 | … | 加藤典洋 | P272 | |
レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』 | … | ブレイディみかこ | P274 | |
吉田修一『国宝』 | … | 渡辺保 | P276 | |
第51回《新潮新人賞》応募規定 | ||||
第51回《新潮新人賞》応募規定 【選考委員】●大澤信亮 ●川上未映子 ●鴻巣友季子 ●田中慎弥 ●中村文則 | … | P222 |
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