【創作】 | ||||
(60枚) 猫はちゃんと透き通る なんか、わたしには見えていないものをみんな見すぎていない?ーーどうしてこの世界では、当たり前のように通じ合い分かり合い人々は生きているのだろう。その違和感に全身で挑む、著者飛躍作! | … | 最果タヒ | P8 | |
(190枚) クロス ふとしたきっかけで女性装にのめりこんだ「私」は、女性性に寄り添うような生活に新鮮な喜びと自由を見出す。初めて男性を好きになり、相手に望まれる姿でありたいという願いが生まれーー。異才の文藝賞作家が放つ、あらゆる境界線を溶かす会心作。 | … | 山下紘加 | P194 | |
(230枚) あがない 解体作業員の祐は、現場で偶然助けた若い男・成島に奔放な言動で翻弄される。かって抗不安薬依存に陥った自分を強烈に支配した男の姿が重なり、激しく動揺する祐だがーー。“今日一日”を懸命に過ごす人間の再生を問う渾心作。 | … | 倉数茂 | P256 | |
特集 中国・SF・革命 | ||||
宇宙の春 | … | ケン・リュウ 古沢嘉通・訳 | P32 | |
ツォンパントリ | … | 佐藤究 | P39 | |
移民の味 | … | 王谷晶 | P86 | |
村長が死んだ | … | 閻連科 谷川毅訳 | P105 | |
食う男 | … | イーユン・リー 篠森ゆりこ訳 | P136 | |
最初の恋 | … | 上田岳弘 | P146 | |
盤古 | … | 樋口恭介 | P158 | |
存在は無視するくせに、私たちのふりをする彼ら | … | ジェニー・ザン 小澤身和子訳 | P180 | |
東アジアー日本文学年表2014-2020 | … | 作成長瀬海 | P70 | |
エッセイ | ||||
『三体』以前と以後 中華圏SFとその周辺 | … | 立原透耶 | P66 | |
ルポ『三体』が変えた中国 | … | 藤井太洋 | P78 | |
監視社会を生きる人々 | … | 黒色中国 | P153 | |
対談 | ||||
閻連科X平野啓一郎 海を越え爆発するリアリズム | … | 閻連科 平野啓一郎 | P126 | |
連載完結 | ||||
夢分けの船 花音の死の謎の核心に迫りつつある修文に突然届いた、父危篤のメールと、不意の訪問者。構想十二年、瑞々しい青春小説にして著者の新たなる代表作が終幕を迎える。 | … | 津原泰水 | P375 | |
パパララレレルル 小説じゃなくて詩 最果タヒの指先から溢れる言葉は、ジャンルを枠を超えて私たちの身体の中で乱反射する!文学の可能性に溢れた連載、ついに完結。 | … | 最果タヒ | P26 | |
短篇 | ||||
わたしは横になりたい | … | 中原昌也 | P342 | |
分別上手 | … | 佐々木譲 | P352 | |
特別企画 | ||||
対談 エトガル・ケレットX西加奈子 命がけのユーモアで物語るーー「アンチ」から「アンビ」へのすすめ | … | エトガル・ケレット 西加奈子 | P364 | |
エッセイ ぼくはアンチ・イスラエルなのではなくて、アンビ・イスラエルだ | … | エトガル・ケレット 秋元孝文訳 | P372 | |
文芸再起動2019-2020 多量と多様のあいだでーー2019年の日本文芸 | … | 山本貴光 | P326 | |
文芸再起動2019-2020 この装幀がすごい!2019 | … | 川名潤 佐藤亜沙美 | P332 | |
対談 | ||||
李龍徳「あなたが私を竹槍で突き殺す前に」連載完結記念対談 柳美里X李龍徳 未来への苛烈な祈り 現実が小説に近づきつつあるーー近未来のヘイト国家となった日本を舞台に差別への反攻を劇的に描いた本作をめぐり、いま、ふたりは何を語るのか。 | … | 柳美里 李龍徳 | P401 | |
【連載】 | ||||
まっとうな人生 【第 2回】 | … | 絲山秋子 | P409 | |
福島モノローグ 【第 4回】 a flower | … | いとうせいこう | P419 | |
柴崎友香×岸政彦「大阪」 【第 4回】大阪の友だち/あそこらへん、あれやろ | … | 柴崎友香 岸政彦 | P430 | |
二千億の果実 【第 8回】養老渓谷/チバニアン/蓮池/恐竜ジム/シネマ・ジェニン | … | 宮内勝典 | P448 | |
灰の劇場 【最終回】 | … | 恩田陸 | P396 | |
ギケイキ 【第28回】 | … | 町田康 | P462 | |
【季評】 | ||||
文態百版 私たちとXの間で生じうること 2019年10月~11月 | … | 山本貴光 | P476 | |
【書評】 | ||||
山崎ナオコーラ『リボンの男』 | … | [評]犬山紙子 | P490 | |
谷崎由依『遠の眠りの』 | … | [評]斎藤真理子 | P491 | |
小川洋子『約束された移動』 | … | [評]三宅香帆 | P492 | |
ジョージ・ソーンダーズ 岸本佐知子訳『十二月の十日』 | … | [評]伴名練 | P493 | |
ニック・ドルナソ 藤井光訳『サブリナ』 | … | [評]木澤佐登志 | P494 | |
牧野雅子『痴漢とはなにか』 | … | [評]田島ハルコ | P495 | |
石川義正『政治的動物』 | … | [評]大澤真幸 | P496 | |
連載 | ||||
はばたけ!くらもと偏愛編集室 第4回 | … | 倉本さおり | P482 | |
反安心安全読書日録 第4回 崎山蒼志 | … | P488 | ||
キネマ文藝 美しいあの女(ひと) 第2回 「Red」真帆 | … | 山本史緒 | P486 | |
文芸的事象クロニクル 2019年9月~11月 | … | 山本貴光 | P501 | |
第57回文藝賞応募規定 | … | P498 | ||
著者一覧 | … | P503 |
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