【創作】 (168枚) | ||||
『東京プリズン』から六年、退位の謎に迫る衝撃の小説! 箱の中の天皇 母と訪れた横浜のホテルでマッカーサーの幽霊と出会った私は、隠し持った謎の“二つの箱”を守るべく立ち上がる……天皇とアメリカと家族を問う! | … | 赤坂真理 | P10 | |
【創作】 (147枚) | ||||
誰もいない、でも、誰かはいる。存在しない地図のあわいにうごめく、私たちの物語。 居た場所 話題作『オブジェクタム』の著者がおくる、新感覚のロード・ストーリー。 | … | 高山羽根子 | P194 | |
【創作】 (119枚) | ||||
その“密室”は誰のもの? 土鍋川鮎子の愛と推理 限りなく魚に近い名前を持つ「私」の夢は、探偵になること!? 人は名前で殺せるのか? いま五十年の時を遡り「密室殺人」の謎に鮎子が挑む! | … | 牧田真有子 | P237 | |
【第55回文藝賞発表】 | ||||
受賞作 (132枚) はんぷくするもの 毅(つよし)、三十代独身、自営業、資格ナシ、友だちひとり。――失った者と失わなかった者がともに生きる沿岸の赤街。タタミ十畳の仮設店舗の商店を老いた母と営む毅はついに、客の古木さんが払わないツケの金額3,413円の取り立てを決意した。震災後の日常に新たな視座を拓く、驚異の新人誕生! | … | 日上秀之 | P62 | |
受賞作 (213枚) いつか深い穴に落ちるまで 人類は、地球を貫く穴を通れるのか? 日本―ブラジル間・直線ルート開発計画、堂々開始――「どんな技術で穴を掘るというんだ?」「温泉を掘る技術です」――終戦直後に国主導で開始された極秘土木プロジェクト。広報係の鈴木一夫がサラリーマン人生を賭けて記し続けたものとは? 日本社会のシステムが大胆不敵に活写される! | … | 山野辺太郎 | P98 | |
受賞記念対談 町田康×日上秀之 「困難を生きる倫理」 | … | 町田康 日上秀之 | P176 | |
受賞記念対談 磯﨑憲一郎×山野辺太郎 「百年前の作家から励まされる仕事」 | … | 磯﨑憲一郎 山野辺太郎 | P184 | |
選評 「真顔で書き切る」 | … | 磯﨑憲一郎 | P168 | |
選評 「仮の不安、穴の野蛮」 | … | 斎藤美奈子 | P170 | |
選評 「選評」 | … | 町田康 | P172 | |
選評 「新しい「問い」との出会い」 | … | 村田沙耶香 | P174 | |
受賞の言葉 | … | P162 | ||
選考経過 | … | P164 | ||
第56回文藝賞応募規定 | … | P192 | ||
【新発見】 | ||||
唐十郎 幻の第一作 青年はいつ、「作家・唐十郎」になったのか? その始まりの謎に迫る新発見! | … | P280 | ||
小説 「懶惰(らんだ)の燈籠」(42枚) | … | 唐十郎 | P282 | |
シナリオ 「幽閉者は口あけたまま沈んでいる」(64枚) | … | 唐十郎 | P296 | |
解説=樋口良澄 「〈唐十郎〉へ、初源への遡行」 | … | P317 | ||
【小説】 | ||||
黒夜叉姫 | … | 浅倉卓弥 | P384 | |
さようならコムソモリスカヤ・プラウダ | … | 小谷野敦 | P394 | |
反復 | … | 佐々木譲 | P362 | |
綿毛のような | … | 藤田貴大 | P340 | |
【エッセイ】 | ||||
王子様と私たちのハッピーエンド 「白馬の王子様」とは一体誰だったのか? 物語の中の彼らの声に耳をそばだて、私たちを縛る予定調和を問い直す。 | … | はらだ有彩 | P272 | |
【特別対談・鼎談】 | ||||
特別対談 高橋源一郎×尾崎世界観「偽物の小説家」 「僕は小説家のふりをしているけど小説家ではない」――小説の本質、それは「究極の偽物」であること。孤高の作家と稀代のミュージシャンが語り尽す、〈表現〉の本質! | … | 高橋源一郎 尾崎世界観 | P404 | |
映画『銃』公開記念鼎談 中村文則×奥山和由×武正晴「「本物」の映画」 映画でなければできない感動がある――中村文則衝撃のデビュー作『銃』が一六年の時を超えて奇跡の映画化! 原作者×プロデューサー×監督による「運命」というべき映画誕生秘話が語られる。 | … | 中村文則奥山和由 武正晴 | P420 | |
【短期集中連載】 | ||||
ポルシェ太郎 後篇 | … | 羽田圭介 | P432 | |
【連載完結】 | ||||
夢も見ずに眠った。沙和子さん、行っておいで | … | 絲山秋子 | P486 | |
【新連載】 | ||||
メルカリ もしかしたら、一目惚れかもしれない――食欲の秋、運動の秋、そして芸術の秋。子育てを終えた若々しい熟女が出会う、聖なるエロス……。 | … | 木下古栗 | P323 | |
【連載小説】 | ||||
あなたが私を竹槍で突き殺す前に 第 2回 | … | 李龍徳 | P495 | |
二千億の果実 第 4回 | … | 宮内勝典 | P526 | |
1830 第 4回 | … | 新堂冬樹 | P544 | |
パパララレレルル 第 6回 | … | 最果タヒ | P564 | |
夢分けの船 第10回 | … | 津原泰水 | P658 | |
灰の劇場 第20回 | … | 恩田陸 | P652 | |
ギケイキ 第23回 | … | 町田康 | P570 | |
【連載】 | ||||
「季評 文態百版」 第3回 二〇一八年六月〜八月 | … | 山本貴光 | P630 | |
「大岡昇平論」 第8回 漱石、鷗外、そしてスタンダール | … | 湯川豊 | P584 | |
「一億三千万人のための「論語」教室」 第12回 | … | 高橋源一郎 | P600 | |
「アトリエ会議」 二〇一八年八月三十一日 | … | 横尾忠則 ×保坂和志 ×磯﨑憲一郎 | P642 | |
【書評】 | ||||
高橋源一郎『今夜はひとりぼっちかい?』 | … | [評者]東浩紀 | P664 | |
俵万智『牧水の恋』 | … | [評者]田村文 | P666 | |
町屋良平『しき』 | … | [評者]大塚真祐子 | P667 | |
村田沙耶香『地球星人』 | … | [評者]上田麻由子 | P668 | |
李龍徳『愛すること、理解すること、愛されること』 | … | [評者]桜庭一樹 | P669 | |
高山羽根子『オブジェクタム』 | … | [評者]深緑野分 | P670 | |
水原涼『蹴爪(ボラン)』 | … | [評者]奥野克巳 | P671 | |
倉数茂『名もなき王国』 | … | [評者]陣野俊史 | P672 | |
ケイト・ザンブレノ/西山敦子 訳『ヒロインズ』 | … | [評者]王谷晶 | P673 | |
石田香織『哲司、あんたのような人間を世の中ではクズと呼ぶんやで』 | … | [評者]倉本さおり | P674 | |
谷崎由依『鏡のなかのアジア』 | … | [評者]くぼたのぞみ | P675 | |
福尾匠『眼がスクリーンになるとき』 | … | [評者]山本浩貴 | P676 | |
著者一覧 | … | P679 | ||
定期購読のご案内 | … | P678 |
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