TOP

趣味は「読書」

文藝 2018 春号 [ 文芸雑誌目次DB ]

文藝
文藝

1・4・7・10月7日発売
(株)河出書房新社



amazonで購入

文学賞関連

  • 文藝賞  受賞作発表・選評(11月号)
タイトル:文芸 2018年 02 月号 [雑誌]
発売日:2018-01-09
価格:
amazonで詳細を見る
長篇一挙掲載   (425枚)
 『海峡の光』から21年、闇の中に射す希望
真夜中の子供 
日本屈指の歓楽街・博多中洲。その街で、真夜中を生きた少年がいた――。「中洲国」設立を宣言した戸籍のない少年は、ある事件を機に姿を消す。そして時は流れ……。神事・博多祇園山笠の熱気に中洲の街が包まれる中、自らの血の呪縛を乗り越え彼が辿り着いた場所とは?
辻仁成 P8
長篇一挙掲載   (320枚)
 わたしたちはいつか、本当の選択をする
泣きかたを忘れていた 
わたしはどれだけ願っただろう。母が母であること以外の人生を持つことを――。七年に及ぶ母の介護を終えた冬子は、いま、自らの本屋「ひろば」を去ることを考えはじめる……。誰かのためではなく、自身の「人生」と向き合い選択した先に開ける、真の自由を描いた感動の傑作長篇!
落合恵子 P152
中篇 (126枚)
 
TARO POWER MILO !! 
過激さの歴史は、いつもイノセントから始まる――身体的に恵まれず、いじめられていた少年が手にした「ミロ」が、時空を超えて彼の身体を取り込みはじめ……。
松波太郎 P243
掌篇一挙掲載
 
水先人のない舟 
迷いつつ惑いつつ、小舟たちは光とともにいく――「河童」「未遂」「ぶどう」「消息」「道化」「ふれあい」「丘」「ムラタナス」「しみ」――日常のわきにある異界を描き続ける作家が点描する、小さきものたち。
日和聡子 P283
短篇
 「待ってるわ」、と彼女は言った
遠慮はしていない 
フリーライターの坂本は、ある日、現代(いま)を生きる女性を幅広くセレクトし「日常」を照射するインタビュー集を編集することに――ここにこそ、リアルは在(あ)る!
片岡義男 P392
新連載
 いま、「地球」の物語が幕を開ける
二千億の果実 
『ぼくは始祖鳥になりたい』『金色の虎』『永遠の道は曲りくねる』の三部作を超え、宮内勝典が文学未踏の世界に挑む!
宮内勝典 P127
 人類史の常識をくつがえす、衝撃の新連載
サピエンス前戯 
身長、寿命、インターネット、XVideos――二十一世紀、もはやピークに達したかに思える人間の能力と文化。だが、それはまだ人類史にとって前戯にすぎなかった。壮大なスケールで織りなされるシンギュラリティSF、ここに開幕!
木下古栗 P323
短期集中連載
 真実は「X」によって創られる!?
1830 
第一回  上用賀の公園で発見されたバラバラ遺体。残虐な手口と被害者親族が置かれた特別な状況に、メディアの報道は加熱を極めるのだが……奇才が抉る現代の真実!
新堂冬樹 P341
特別企画
 
いま海外文学から見えるもの 
私たちはどこへ向っているのか? 新しいアメリカ文学をめぐる鼎談と、世界が注目するチェコ作家が描き出す文学最前線。
   
 鼎談
「「私」が望んで「私たち」になっていく――新しいアメリカ文学をめぐって」 
移民、マイノリティー、フェミニズム……アメリカ文学が掬い上げようとしている、新しい風景を語る。
山崎まどか 
×西山敦子 
×谷崎由依 
P364
 対談
「更新されるディストピア文学――気鋭のチェコ作家が描く現代の危機」 
世界を覆う暴力のもと、文学は何を想像するのか。現代東欧文学を代表する作家と翻訳者が語る創作の現在。
ビアンカ・ベロヴァー 
×阿部賢一 
P386
初邦訳
 
「湖」第一章「胚」一部訳 
ビアンカ・ベロヴァー 阿部賢一=訳P375
連載小説
 
パパララレレルル 
第 3回
最果タヒ P416
 
夢分けの船 
第 7回
津原泰水 P474
 
夢も見ずに眠った。 なにもかもがそこに 
連作第9回
絲山秋子 P406
 
灰の劇場 
第17回
恩田陸 P482
 
ギケイキ 
第20回
町田康 P422
連載
 
アトリエ会議 
二〇一七年十二月八日
横尾忠則 
×保坂和志 
×磯﨑憲一郎 
P460
 
「一億三千万人のための「論語」教室」 
第九回
高橋源一郎 P450
 
「大岡昇平論」第五回 富永太郎と中原中也 
その1 富永太郎の境涯
湯川豊 P440
書評
 
青山七恵『踊る星座』 
[評者]岩川ありさ P490
 
植本一子『降伏の記録』 
[評者]戌井昭人 P491
 
磯﨑憲一郎『鳥獣戯画』 
[評者]矢野利裕 P492
 
藤野可織『ドレス』 
[評者]倉本さおり P493
 
田口ランディ『逆さに吊るされた男』 
[評者]吉村萬壱 P494
 
佐々木敦『新しい小説のために』 
[評者]神山修一 P495
 
柳美里『飼う人』 
[評者]瀧井朝世 P496
 
空族『バンコクナイツ 潜行一千里』 
[評者]野崎歓 P497
 
中原清一郎『人の昏れ方』 
[評者]岡和田晃 P498
 
谷川俊太郎/尾崎真理子『詩人なんて呼ばれて』 
[評者]カニエ・ナハ P499
 
第55回文藝賞応募規定 
  P472
 
著者一覧 
  P501

ひとことコメント

コメント: